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香川真司の今季の立ち位置は? 独スカウト部長リティが語る好敵手とアドバンテージ

海外サッカーのドイツ・ブンデスリーガが現地18日に開幕。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、19日に敵地でヴォルフスブルクと戦う。6月の代表戦で左肩を脱臼し、キャンプに出遅れた香川は、重要な“ワールドカップイヤー”に熾烈なポジション争いを制することができるのか。ヴォルフスブルクでスカウト部長を務める元西ドイツ代表FWピエール・リトバルスキー氏は、強力なライバルの存在と香川の持つ「大きなアドバンテージ」について解説してくれた。

古豪ヴォルフスブルクのスカウト部長リトバルスキー氏が新生ドルトムントを分析

 海外サッカーのドイツ・ブンデスリーガが現地18日に開幕。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、19日に敵地でヴォルフスブルクと戦う。6月の代表戦で左肩を脱臼し、キャンプに出遅れた香川は、重要な“ワールドカップイヤー”に熾烈なポジション争いを制することができるのか。ヴォルフスブルクでスカウト部長を務める元西ドイツ代表FWピエール・リトバルスキー氏は、強力なライバルの存在と香川の持つ「大きなアドバンテージ」について解説してくれた。

 ヴォルフスブルクは2008-09シーズンにリーグ優勝を果たした古豪。開幕戦はホームのフォルクスワーゲン・アレナでドルトムントを迎え撃つが、7月15日に行われたドルトムントと浦和レッズの親善試合など、多くのドルトムント戦を見てきたリトバルスキー氏は、2017-18シーズンのドルトムントを次のように分析する。

「私は、ボルシアMGからやってきたダフードをドルトムントで警戒すべき選手だと評価しています。非常に高いパス成功率を誇り、低い位置からフィニッシュにも絡んでくる。デンベレ、ゲッツェ、ロイスという選手が一緒にピッチに立っているのなら、この選手もマークが難しい存在です」

 リトバルスキー氏は、香川のライバルとしてドイツU-21代表マフムード・ダフードの名前を挙げる。

「ダフードは現在U-21代表ですが、ドイツ代表入りを狙っていて、すごくモチベーションが高い。来年はロシア・ワールドカップがあり、今シーズンはどの選手も代表メンバー入りへアピールを狙っています。チームの監督のみならず、代表監督に自分の力を証明したい状況なので、ダフード加入はドルトムントにとっては良い補強になるのではないでしょうか。香川にとって強力なライバルとなる存在です」

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ピエール・リトバルスキー

ブンデスリーガ強豪ヴォルフスブルクのスカウト部長。現役時代は天才ドリブラーとして活躍。西ドイツ代表メンバーとして1990年ワールドカップイタリア大会優勝、82年スペイン大会、86年メキシコ大会ではそれぞれ準優勝に貢献している。ブンデスリーガ1FCケルンで活躍後、1993年からJリーグJEFユナイテッド市原(現J2ジェフ千葉)で、96年からブランメル仙台(現ベガルタ仙台)でそれぞれ2シーズンプレーした。監督として横浜FC、アビスパ福岡、シドニーFCで指揮を執った。ドイツ語の他、英語、フランス語、日本語も堪能なマルチリンガル。

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