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サッカーを続けるために― なでしこ主将・熊谷紗希が“壁”を乗り越えられた理由

女子サッカー界は小学生の選手が増えた一方で、中学時代にサッカーに集中できる環境を失い、他のスポーツに移行する者も多い。そんななか、「サッカーを続けるため」にこだわり、学業との両立や距離の壁を乗り越えた選手もいる。現なでしこジャパンのキャプテン、DF熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)もその1人だ。

男子サッカー部に交じって汗を流した中学時代…「先生や仲間がいて恵まれていた」

 女子サッカー界は小学生の選手が増えた一方で、中学時代にサッカーに集中できる環境を失い、他のスポーツに移行する者も多い。そんななか、「サッカーを続けるため」にこだわり、学業との両立や距離の壁を乗り越えた選手もいる。現なでしこジャパンのキャプテン、DF熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)もその1人だ。

 兄の影響で小学1年生からサッカーを始めた熊谷。3年生で近所のクラブチームに入団したが、進学した地元の中学校には女子サッカー部はなかった。そこで彼女は、男子サッカー部の顧問に「練習に参加させてほしい」と交渉し、自らサッカーを続ける道を切り開いた。

「中学校でもサッカーを続けたかった私にとっては、男子サッカー部への入部を打診したのは自然な流れです。部員のほとんどは小学生の時から一緒にサッカーをやってきた仲間だったので、特に戸惑いもありませんでした。今思うと、自分を受け入れてくれた先生や仲間がいて、恵まれていたと思います」

 熊谷は当時をこう振り返る。もっとも、公式戦には出場できないため、女子のクラブチーム「クラブフィールズ・リンダ」にも入団。放課後は部活とクラブチームの練習、土日は試合と、サッカー漬けの毎日を送っていたという。

「平日2日間は部活の後、クラブチームの夜間練習に参加。さすがに土日の試合は両親が車で送り迎えしてくれましたが、練習は電車で2時間弱かけて通っていました」

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長島恭子

編集・ライター。サッカー専門誌、フリーランスを経て編集ユニット、Lush!を設立。インタビュー、健康・ダイエット・トレーニング・ヨガを軸に雑誌、WEBでの執筆や、ムック、単行本を企画・制作。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)など。

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