[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

なでしこ主将・熊谷紗希、世界と戦う上で「絶対に捨てない」と誓った自分の強みとは

9月3日、フランス・D1フェミナン(女子1部リーグ)開幕とともに、なでしこジャパンのキャプテン熊谷紗希のフランス5年目の挑戦がスタートした。2011年に浦和レッドダイヤモンズ・レディース(浦和L)からドイツの1.FFCフランクフルトに移籍、13年からはオリンピック・リヨンで研鑽を続ける26歳の現在の心境に迫った。

フランクフルトのトライアウト参加が、海外移籍を現実的に考えるきっかけに

 9月3日、フランス・D1フェミナン(女子1部リーグ)開幕とともに、なでしこジャパンのキャプテン熊谷紗希のフランス5年目の挑戦がスタートした。2011年に浦和レッドダイヤモンズ・レディース(浦和L)からドイツの1.FFCフランクフルトに移籍、13年からはオリンピック・リヨンで研鑽を続ける26歳の現在の心境に迫った。

 ◇ ◇ ◇

「代表初招集から今日までは、アッという間でした。いつの間にか自分が引っ張っていかなければならない立場になり、チームが若返っていること、新しく生まれ変わっていることを改めて痛感しています」

 高校2年生で初めて日本代表に選ばれてから8年、熊谷は高倉麻子新監督率いる「高倉ジャパン」でキャプテンを託され、チームをリードする存在になった。ひとつの転機は、大会制覇を果たした2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会後に、当時所属していた浦和Lから海を渡ってフランクフルトへ移籍したことだろう。

「『もっと高いレベルの環境でプレーできたら楽しいだろうな』と、漠然と海外への移籍を考えるようになったのは、浦和に入って2年目の頃です。そこへ、フランクフルトからトライアウトの話が来たので、大学の春休みを待ち、トルコ遠征に参加しました。当時は筑波大にも通っていたし、気負うことなく“ダメ元”でチャレンジしました。

 実際、プレーをしてみると案外いけるかなという手応えを感じた一方で、選手として足りないことも多く、できることを増やしていかなくていけないと痛感しました。海外チームへの移籍を現実的に考えるきっかけになったと思います」

1 2 3 4

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集