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目前で消えた50万円に「マジか…」 2軍盗塁王独走のドラフト候補、狙う“指名漏れ”からの大逆襲

10月22日に行われるプロ野球のドラフト会議まで、あと1か月半ほどとなった。NPBファーム・リーグに参加するオイシックスからも、最後のアピールにかける選手がいる。高義博(たか・よしひろ)内野手は7月27日に行われたフレッシュオールスターで優秀選手賞に輝いた。ギリギリのところでMVPを取り逃した悔しさと、今季盗塁王を独走して重ねる手応えを聞いた。

NPB2軍の盗塁王を独走する高【写真:羽鳥慶太】
NPB2軍の盗塁王を独走する高【写真:羽鳥慶太】

オイシックスの高義博、狙いすました一打でドラフト指名へアピール

 10月22日に行われるプロ野球のドラフト会議まで、あと1か月半ほどとなった。NPBファーム・リーグに参加するオイシックスからも、最後のアピールにかける選手がいる。高義博(たか・よしひろ)内野手は7月27日に行われたフレッシュオールスターで優秀選手賞に輝いた。ギリギリのところでMVPを取り逃した悔しさと、今季盗塁王を独走して重ねる手応えを聞いた。

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「もう、たまたまです。本当に。狙ったボールは来ましたけど、気づいたら打てていたみたいな感じでした。あんな良い打球が行くとは……」

 7月27日、フレッシュ球宴が行われたハードオフ新潟に響かせた快音を、高はこう振り返る。6回から全セの遊撃を守り、さらに直後の攻撃では1点を追う無死二、三塁で打席が回ってきた。狙った真っすぐを逃さず引っ張ると、打球は漆黒の夜空に向けて伸びた。2者が生還する逆転二塁打で、MVPの最有力候補となった。

 ただ試合はその後、9回に全パが5点を奪い逆転。高は優秀選手賞となり、賞金は100万円から50万円に半減した。「マジか……って。野球だし、仕方ないんですけど」という無念とともに、本拠地で存在を示せたという誇らしさもあった。「新潟県での開催なんて次いつあるかわからない。絶対に爪痕を残さなきゃいけないと思ってましたよ。うちから出た3人、みんながそうだったと思います」。ボードを持ち、スポットライトを浴びた。

 オイシックスからは、知念大成外野手が昨年のフレッシュ球宴で決勝2ランを放ちMVP。ド派手なアピールで、秋には巨人から育成5位指名を受けた。この事実はもちろん、高の頭にもあった。

「フレッシュで打ったから指名されるとかはないと思うんですけど、大舞台で打ったのはアピールになると思いたいです。知念さんもそうだったと思うんですけど。いい選手が集まる中で、いい場面で打ったのはやっぱりうれしかったですよ。自信にもなりましたし」

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