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男子100mで10秒07、V候補急浮上の19歳小室歩久斗とは 運動会ビリからの競技人生「負けるの嫌だと」

今秋の名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた陸上日本選手権第1日は12日、パロマ瑞穂スタジアムで行われた。注目の男子100メートルは、19歳の小室歩久斗(ふくと、中大)が13日の決勝に初進出した。予選は流しながら、全体トップの10秒07(追い風0.9メートル)で2組1着。約5時間後の準決勝も全体2位となる10秒12(追い風0.4メートル)で1組1着だった。会場をどよめかせる走りで、優勝候補に急浮上した。

準決勝で全体2位となる10秒12を叩き出した小室歩久斗(中央)【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
準決勝で全体2位となる10秒12を叩き出した小室歩久斗(中央)【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

日本選手権男子100メートル

 今秋の名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた陸上日本選手権第1日は12日、パロマ瑞穂スタジアムで行われた。注目の男子100メートルは、19歳の小室歩久斗(ふくと、中大)が13日の決勝に初進出した。予選は流しながら、全体トップの10秒07(追い風0.9メートル)で2組1着。約5時間後の準決勝も全体2位となる10秒12(追い風0.4メートル)で1組1着だった。会場をどよめかせる走りで、優勝候補に急浮上した。

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 もちろん陸上ファンは、もともと注目している存在だろうが、一般的には、まだ認知度が高くないであろう中大2年生。昨季までの自己ベストは、10秒31だった“新星”の横顔を紹介する。

 まず陸上を始めたきっかけは、何だったのか―。

「小学校4年生の時に、運動会の徒競走でビリで(笑い)。ちょっと負けず嫌いなところがあるので、悔しい思いがあった。それで知り合いの陸上クラブに入りました。周りの友達、スポーツやってる子とかが凄く速くて、『負けるの嫌だな』と思ったからですね」

 それ以前は特に運動はしていなかったという。“ビリ”だからこそスタートした陸上人生だった。

 小学5年生で地元の茨城・霞ヶ浦のクラブチームに入ると、メキメキと成長した。「好きでやっているので、こういう風に結果がついてきてくれたのかな」という。まさに“好きこそものの上手なれ”を体現。霞ヶ浦中時代、全国中学校大会の男子100メートルで4位となった。つくば秀英高では2年時にインターハイで6位に。24年にはU20世界選手権にも出場した。

 レースではサングラスを装着する。高校生の時からのトレードマークだ。

 もともとは「『カッコいいな』と思って」と“オシャレ”でつけ始めた。ただ徐々に走りに直結するメリットを感じるようになった。

「高1の時からずっとレースの時はかけるようにしてるんです。眩しさの対策や紫外線予防だったり、あとサングラスをかけることで、周りの視界が狭まる。なので凄く集中できるんです。それが良いなと思ってつけています」と集中力を高めるアイテムとして使う。

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