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ラグビー強豪が医療で地域貢献へ 埼玉ワイルドナイツ、本拠地にクリニック開院の理由

クリニック併設に尽力した埼玉ワイルドナイツ飯島GM(右)とイービストレード石嶋氏【写真:吉田宏】
クリニック併設に尽力した埼玉ワイルドナイツ飯島GM(右)とイービストレード石嶋氏【写真:吉田宏】

スポーツ医療と高齢者医療の相乗効果に期待

 早稲田大学ラグビー部でプロップ(PR)としてプレーしたアスリートでもある石嶋氏は、さらにこのクリニックならではの施術、リハビリ方法などの独自性、そして目指すものを具体的に説明する。

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「我々がやっているプロスポーツチームの医療というのは、患部に電気を当ててとか、温めてとか、じっとしているのではなくて、体を動かしながら怪我を治していくものです。普通の整形外科って、診断が『安静』というケースが多いんですよ。それが一番、楽なので。でも、僕らは安静にはさせない。高齢者の方でも、しっかり全体的に直していくには、安静ではなくて、何かしら動かしていかないといけない。そういう治療、リハビリをするクリニックって意外とないんです。

 そして、ここではアスリートとお年寄りや一般の患者さんがすぐ隣で治療に取り組みます。例えばリハビリをする高齢の方が、隣で若い子がキツいリハビリに一生懸命に取り組んでいる姿を見ることで、自分も頑張らないと、と前向きになる。互いに刺激を受けることで、クリニックがどろんとしているところじゃなくて、ものすごく活気のあるリハビリ現場になるんです。医療というのは健常者がゼロであれば、マイナスのところをゼロに持っていくものですが、我々はそれを10、20と増やしいくところまで担いたい。地域の健康寿命を伸ばすところに、ワイルドナイツとともに貢献できるような、そんなクリニックになりたいのです」

 スポーツ医療と高齢者医療というと、一見かけ離れた世界のように思えるが、同じ環境で取り組むことで得られる相乗効果を、これまでのクリニック運営でも体感しているからこそ、石嶋氏の主張には傾聴するべきものがある。サントリーとの上位対決以上に「大切なクリニック」と語った飯島GMには、視察した鹿嶋での鮮烈な記憶がある。

「以前アントラーズ スポーツクリニックを見せていただいたんですけど、患者さんとお話しすると『今日午前中にアントラーズさんに体を診てもらったよ』ということを聞きました。鹿島アントラーズというものが、地域を束ねる求心力、懸け橋になっているんだなと強く感じました。これは素晴らしいなということで、ラグビーの仲間でもある石嶋さんともご相談して、かなり無理していただいて、これだけ素晴らしい施設を作っていただきました」

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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