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ラグビー強豪が医療で地域貢献へ 埼玉ワイルドナイツ、本拠地にクリニック開院の理由

正面に埼玉ワイルドナイツのエンブレムが掲げられているクリニック受付【写真:吉田宏】
正面に埼玉ワイルドナイツのエンブレムが掲げられているクリニック受付【写真:吉田宏】

鹿嶋と三鷹に続く3か所目での事業

 イービストレードは、茨城・鹿嶋での「アントラーズ スポーツクリニック」や「武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック」(東京)などで、スポーツ医療を軸とした事業を運営している。ワイルドナイツは連繋という形での参画になるというが、これまでチームで培ってきたノウハウや、治療、リハビリなどの経験がクリニックに落とし込まれるのも“売り”の一つになる。ワイルドナイツの熊谷移転に伴う新しい取り組みのように見えるが、飯島GMによると、イービストレードからは移転計画以前の段階からアプローチを受けていた。

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「相談があったのは8年前くらい。スポーツは医療という部分でも社会貢献ができるんだという話を聞いた。最初は太田でやりたいという話だったが、私には移転ということが頭の中に少しあったので、移転の話ができるようになってから、移転した後でどうかと相談をしていました」

 このクリニックが目指すのは、アスリートを対象としたスポーツ医療と地域住民の健康促進だ。これは、アントラーズでの実践がモデルケースになる。イービストレードで、鹿嶋での事業にも携わる石嶋正幸メディカル事業本部長は、その理念や運営方法をこう説明する。

「基本的にはワイルドナイツの持つ医療のノウハウを、地域に還元するというのが、このクリニックの目標になります。鹿嶋と三鷹でクリニックをやっていますが、プロスポーツチームの持つノウハウは、スキル的な部分は試合を見せて、人を楽しませたり、後はユース世代の教育であったりです。これはどのチームもやっていますが、選手が怪我をしてから競技復帰するまでというのもスポーツチームが持つ独自のノウハウなのです。これを地域に還元する。

 例えば、試合に出たい子供が捻挫したとします。1週間後に試合だったら、100パーセント治せなくてもなんとか試合に出せるように、本人、ドクター、スタッフみんなで努力をする。スポーツチームでは当たり前にやっていることを、一般の方々への医療の現場でもやって、患者さんの目標、目的が達成されるような医療を提供できると考えて実践しています」

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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