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当初の食事量はOL並み!? 瀬戸大也、リオ五輪銅メダルの裏にあった食事改革

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五輪へと向かう過程で気が付いた栄養素の重要性

「ご飯1杯を食べるのにプラスして、うどんなどの麺類を一品摂らせるようにしました。当時の瀬戸は体を“小さく”することを考えていました。でもそうではなくて、筋肉をつけて身体を大きくして、パワーをつけることが大切なのだと伝えました」

 当初、体重が減らないことを気にしていた瀬戸自身、「食事制限をして身体を絞るよりも、栄養をしっかり摂った上でトレーニングをしながら絞っていくことが大事だなと思いました。実践してから1か月もするとパワーが出るようになってきて、エネルギーが必要だったんだということを実感しました」と考えを改めたことで、コンディションを上昇させていった。

 栄養をしっかりと摂るのと同時に“栄養素”についても細分化して意識するようになった。

「自分は以前までは結構栄養が偏る食事をしていて、ご飯やお肉などを中心に摂っていました。そのため普段は目がいかない食品や栄養はあまり摂っていませんでした」(瀬戸)

 身体の筋肉を作り上げるのはタンパク質。ただ、「タンパク質を筋肉にするための働きをする」栄養素、つまりミネラル群を摂っていなかったと振り返る。それもあってか、激しい練習をしてタンパク質を摂っていても、「筋肉がつききらない」感覚を持っていた。そこで栗原さんは「強化の時は豆類や海藻をよく一緒に摂らせた」という。

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