憧れの不破聖衣来を「超えたい」 1年生で衝撃区間賞、陸上界に現れた新ヒロインの肖像…練習の虫、趣味は「走ること」――名城大・木村真桜
10月25日に行われた全日本大学女子駅伝(弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間38.0キロ)で、名城大が2時間2分21秒の大会新記録で3年ぶり9度目の優勝を飾った。最長9.2キロの5区で1年生の木村真桜が28分50秒の区間賞に輝き、優勝を決定づけた。19歳のルーキーが、大学4年間、その先に描く目標とは――。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 全日本大学女子駅伝
10月25日に行われた全日本大学女子駅伝(弘進ゴムアスリートパーク仙台発着・6区間38.0キロ)で、名城大が2時間2分21秒の大会新記録で3年ぶり9度目の優勝を飾った。最長9.2キロの5区で1年生の木村真桜が28分50秒の区間賞に輝き、優勝を決定づけた。19歳のルーキーが、大学4年間、その先に描く目標とは――。
陸上女子長距離界に、新たなヒロイン候補が誕生した。
力みを感じさせない軽やかな走り。それでいてスピードは落ちない。木村はリズミカルに足を運んだ。トップでタスキを受け、後続との差を42秒から1分8秒に拡大させ、勝負を決めた。
エースが集う5区で28分50秒の区間賞。タイムは21年拓殖大・不破聖衣来(28分00秒)、25年大東文化大のサラ・ワンジル(28分25秒)に次ぐ区間歴代3位という快走だった。今年のレースでもワンジルは区間2位(29分08秒)。ただ木村はこれを18秒上回り、日本人2位(区間3位)だった城西大・本間香(29分42秒)より52秒も速かった。
それでも木村は、こう言った。
「個人としては満足のいく走りができなかったです。今回、出せる力は出したのですけど、もっといいタイムを出したかったです」
もともと2週間前に、膝の違和感が出たこともあり、練習量を調整してのレースだったという。コンディションは完璧ではなかっただけに、本人が見据える目線はもっと高かった。
米田勝朗監督は「レース当日の朝も走っていない。『走るな』と言いました。歩いておけと言っても、隠れて走ってしまう選手なんですよ。なので(見張りに)コーチに後ろに付かせて。それぐらいしないと走ってしまうタイプなのですよ。そこはよい面でもあり、改善しないといけない面でもあります。ただ、木村はこれからもっともっと強くなると思います」と言った。
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