7.5時間の実習→疲れたまま練習へ 部活6年目…歯科学生最速スプリンター、生きる「基礎医学」――昭和医科大・宮定太一
21日から4日間、カンセキスタジアムとちぎで行われた陸上の第105回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」はさまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は男子2部・100メートルに出場した昭和医科大の宮定太一(6年)。6年制で多忙な歯学部に在籍しながら競技を続けてきたスプリンターに、学業と部活動を両立するメリットを聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

陸上・関東インカレで輝いた選手たち 男子2部・100メートル/昭和医科大・宮定太一(6年)
21日から4日間、カンセキスタジアムとちぎで行われた陸上の第105回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」はさまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は男子2部・100メートルに出場した昭和医科大の宮定太一(6年)。6年制で多忙な歯学部に在籍しながら競技を続けてきたスプリンターに、学業と部活動を両立するメリットを聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
雨で肌寒い陸上競技場。宮定は予選8レーンから力強く駆け抜けた。混戦の中、10秒80(向かい風0.4メートル)で組3着。「望んでいたタイムではなかったけど、自分より自己ベストが速い人もいっぱいいる中で、なんとか3着を取れて良かった」。タイム上位での準決勝進出が決まると、安堵の表情を浮かべた。
多忙な大学生活でも競技を続けてきた。
中学1年で始めた陸上。高知学芸高(高知)3年時には県3位の実績を持つ。父が歯科医の影響もあり、自然とその道に。現役で昭和医科大の歯学部歯学科に合格。「歯医者は手が動かないとダメなので技術が大事」と模型相手に技術を磨き、歯科医のアシスタントを務めるなど、平日は7時間半の実習に励んでいる。
立ちっぱなしの実習で、足が疲労困憊の状態で練習に向かうこともある。4年生で引退する選手もいる中で、ここまで続けてきた。「負けず嫌いなところがあって、自分の目標を達成できていないので、悔しいなと思って」
昨季は全日本歯科学生総合体育大会100メートルで優勝。2年連続で関東インカレにも出場した。アップ中にハムストリングスの肉離れを起こし、準決勝は欠場したが、昨年の予選敗退から1つステップアップ。10秒4台を目指して秋まで走り続けるつもりだ。
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