W杯の不思議 オーストラリアは「アジア」ニュージーランドは「オセアニア」のなぜ 転籍の経緯は【W杯トリビア】
地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、決勝トーナメントが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第22回は「オーストラリアはなぜアジア代表なの?」。

連載「ワールドカップ・トリビア」第22回
地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、決勝トーナメントが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第22回は「オーストラリアはなぜアジア代表なの?」。
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Q.どうしてオーストラリアがアジア代表なの?
A.オセアニアだとW杯出場が難しいから
【解説】
ニュージーランドがオセアニア代表なのに、オーストラリアは日本や韓国と同じアジア代表、不思議に思う人もいるかもしれません。オーストラリアはもともとオセアニア連盟(OFC)に加盟していたのですが、2005年にアジア連盟(AFC)に転籍。以来、アジアのチームとして大会に参加しています。
W杯に出られないことが、転籍の理由でした。もともとオセアニアには独自の出場枠がなく、かつてはアジアと合同で枠が与えられていました。アジア・オセアニアで1枠だった1974年に初出場しましたが、その後は予選敗退続きでした。
86年大会からオセアニアは0.5枠となり、大陸代表となった後に欧州や南米のチームとのプレーオフを強いられました。大差で勝つことがほとんどの大陸予選の後、強豪とのプレーオフ。これでは強化にもならないし、W杯出場もかなわないことから、転籍を求め、それが認められたのです。
転籍は過去にもあります。70年大会にアジア代表として出場したイスラエルは、中東情勢の悪化で74年にAFCから除名。92年からは欧州連盟(UEFA)に加盟しています。94年にはソ連崩壊でウズベキスタンなど中央アジア5か国がAFCに新規加入。その中で、カザフスタンは2002年にUEFAに転籍しました。
ちなみに、オーストラリアは06年のW杯に32年ぶり出場。すでにAFC所属でしたが、予選時はOFC所属で、ウルグアイとのプレーオフに勝ってオセアニア代表として出場。1次リーグ初戦で日本に3-1と逆転勝ちしています。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
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