憧れのお姉さんからダンス指導、保護者にもティーンが迎える体の変化を講義

　この間に保護者向けに行われたのが、成長期の少女たちが経験する体の変化についての講座だ。ワコールの岡部真由美さんが、第二次性徴を迎えるティーンのバストや下半身の変化について説明。女性は男性に比べて骨盤が大きくなるため膝にかかる負担が増えること、体の動きに大きく関わる股関節には常に大きな負荷がかかっていること、運動をする時にバストにかかる負荷などについて話すと、参加した保護者たちは大きく頷きながら耳を傾けた。

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　ティーンが迎える体の成長について知識を蓄えた保護者たちが室内練習場に戻ると、そこで待っていたのは特別レッスンを終えた少女たちだ。発表の舞台では、爽やかな笑顔を浮かべながら東北ゴールデンエンジェルスのメンバーを思わせる完璧なダンスを披露。完璧にパフォーマンスを終えると、「1日で1曲分のダンスをマスターできて良かったです」「元気に楽しく踊れて良かったです」と、大成功の演技に声を弾ませた。

　トークコーナーでは、5人の先生から少女たちに「好き嫌いなく食事をとること」「楽しくチアを続けるために、休む時はしっかり休むこと」「体を動かした後のストレッチやケアなど習慣づけておくこと」など様々なアドバイスが送られた。また、プロジェクトアンバサダーを務める米ヤンキース田中将大投手からも「自分の夢を持って全力で追いかけてください。応援します」とビデオメッセージが届いた。

　最後に、参加した少女たちは色紙に自分の「夢」を書き込んだ。「ゴールデンエンジェルスのトップメンバーになりたい」「テーマパークダンサー」「薬剤師」など多種多様な目標を掲げると、5人の先生からは「目標を持つことは大切。壁にぶつかることがあると思うけど、諦めないで頑張って」「夢に向かって走るみんなを全力で応援します」とエールが送られた。

　あっという間に過ぎた約2時間半の楽しいひととき。ティーンの体の変化とコンディショニングについて理解を深めた参加者たちにとって、この日は今後より快適にスポーツを楽しむきっかけとなったに違いない。