森保監督、オランダに示した「恩」に海外メディア感銘 日本のスポーツ文化は「継続性を真に重んじる」
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本はグループリーグのオランダ戦に2-2で引き分けた。この後の会見で、森保一監督が語った言葉に海外メディアから絶賛の声が上がった。

ワールドカップ北中米大会
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で、日本はグループリーグのオランダ戦に2-2で引き分けた。この後の会見で、森保一監督が語った言葉に海外メディアから絶賛の声が上がった。
後半43分に鎌田大地のゴールで追いつき、貴重な勝ち点1を掴んだ日本。試合後の会見で、森保監督は質疑応答を終えると、自らオランダメディアに謝意を述べたと報じられている。オランダ出身で、かつて日本代表監督だったハンス・オフト氏らの名前を上げ、日本サッカー界の成長はオランダが深くかかわっていることを伝えたようだ。
この場面について、海外メディアからも称賛が上がった。シンガポールのジャーナリスト、メリッサ・チェンさんは自身のXで「まさに、寛大さと感謝の心の極み。緊迫した試合の後、栄光と自信に浸るのではなく(もちろん、それは当然のことだけど)、監督がマイクに向かって語ったのは……対戦相手への公の場での心からの感謝だった」と伝えた。
「日本の文化的なオペレーティングシステムは、調和(和)、前例への敬意、感謝の気持ちを弱さではなく強さの象徴と捉えている。日本のスポーツ文化は、こうした社会のあり方を反映しており、選手が対戦相手に頭を下げたり、審判に感謝したり、ライバルや指導者に敬意を表したりする姿が見られる」
チェンさんは日本に「恩」の文化があると紹介。「先人たちや自分を助けてくれた人々に対する感謝の念を表している。継続性を真に重んじる文化だからこそ、このような考え方が生まれるのでしょうね」と推測した。
「日本のサッカーは、オランダの“トータルフットボール”哲学、ドイツの組織力、ブラジルの華麗なプレースタイルなど、外国の影響を公然と認めつつ、独自のスタイルを築き上げている。これほどまでに謙虚にこれを実現している国は少ない」ともつづり、日本のレベルアップとその姿勢を称えた。
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