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ラグビー日本が心を整える日々「選手同士で繋がって不安を取る」 代表初出場・福田健太の調整法

ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に出場中の日本代表は30日、ベースキャンプ地のトゥールーズで練習を公開した。次戦10月8日のアルゼンチンとの1次リーグ最終戦(ナント)は、勝った方が決勝トーナメント(T)進出。海外開催初の8強入りへ、前戦で代表初キャップを獲得したSH福田健太は会見に応じ、仲間と過ごすことは心の調整にもなることを明かした。

サモア戦で代表初キャップを飾った福田健太【写真:イワモトアキト】
サモア戦で代表初キャップを飾った福田健太【写真:イワモトアキト】

ラグビーW杯

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に出場中の日本代表は30日、ベースキャンプ地のトゥールーズで練習を公開した。次戦10月8日のアルゼンチンとの1次リーグ最終戦(ナント)は、勝った方が決勝トーナメント(T)進出。海外開催初の8強入りへ、前戦で代表初キャップを獲得したSH福田健太は会見に応じ、仲間と過ごすことは心の調整にもなることを明かした。

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 28日のサモア戦から2日、日本はこの日の現地時間正午過ぎから冒頭約15分のみ練習を公開。福田はシオネ・ハラシリとのペアでストレッチに励んだ。体を伸ばしてもらう時には、顔を掴まれて満面の笑み。チームとともに明るい雰囲気で体をほぐした。

 開幕2戦のSHは流大が先発。しかし、第3戦のサモア戦はスタメン入りしながら右ふくらはぎの負傷で欠場した。リザーブだった齋藤直人が急遽先発し、メンバー外だった福田がリザーブ入り。代表0キャップだったが、28-15の後半35分からW杯初出場を果たした。

「前日まで凄く緊張していて、ウォーミングアップでも緊張するかなと思っていたけど、アップの時は落ち着いていてできました。でも、いざ試合に入ってみたら普段のリーグワンとは違う感覚だなと。(投入時は)リードしてくれていたので、落ち着いてやろうと心がけて臨みました。W杯でちょっと緊張はありましたが、大きい舞台で一つ経験できたことは今後の財産になると思います」

 わずか5分ほどの出場。それでも、貴重な機会から吸収した。屈強なサモアは逆転を狙い、1人少ない状況でアグレッシブに猛反撃。福田は「短時間だけど、一人ひとりのコンタクトの強さはリーグワン以上に激しいものがあった。これからティア1のチームと試合をすると考えると、自分のフィジカルも強化していかないといけないと感じました」と収穫を得た。

 世界ランク13位の日本は第1戦でチリに快勝したが、第2戦で強豪イングランドに12-34で敗戦。サモアを下し、2勝1敗で決勝Tに進出できる組2位に浮上した。しかし、この日は10大会連続10度目出場のアルゼンチンがチリから8トライを奪い、59-5で圧勝。ボーナスポイントを含む勝ち点5を積み上げ、日本と並ぶ2勝1敗の総勝ち点9、得失点差で2位に割り込み、日本は3位に後退した。

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