しょまりん参戦で日本アイスダンス“戦国時代”へ 選手歓迎「注目度上がる」「切磋琢磨して」活況は五輪団体戦にも好材料
フィギュアスケートの東日本選手権は1日、アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われた。“しょまりん”こと本田真凜、宇野昌磨組(ともにトヨタ自動車)は87.02点をマークし、合計145.70点。公式戦デビューは4位で終えた。昨季から注目カップルの誕生が相次ぐ日本のアイスダンス競技。群雄割拠の活況で、互いに刺激を受け合っている。

東日本選手権
フィギュアスケートの東日本選手権は1日、アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われた。“しょまりん”こと本田真凜、宇野昌磨組(ともにトヨタ自動車)は87.02点をマークし、合計145.70点。公式戦デビューは4位で終えた。昨季から注目カップルの誕生が相次ぐ日本のアイスダンス競技。群雄割拠の活況で、互いに刺激を受け合っている。
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近年まで注目度が決して高くなかったアイスダンスが、これまでにない盛り上がりを見せている。
全日本選手権の予選会としては、異例と言える連日の満員。観客はカップルの愛称がデザインされたタオルを手に、温かい声援をリンクに送った。緊張感が漂う中、選手が演技を終える度に惜しみない拍手も響いた。
今大会、特に注目されたのは“しょまりん”の愛称がついた本田、宇野組。今年5月にアイスダンスで競技復帰することを発表した2人は、デビュー戦を4位で終えた。
2030年五輪出場の目標を掲げているが、宇野は「目標は今後も変わることはありません」と強調。「僕たちには大きなポテンシャルがあって、たくさん伸びしろを残した選手2人だと思う。これからも頑張りたい」と高みを見つめた。
昨季は長身カップルの櫛田育良・島田高志郎組が誕生。女子シングルでGPファイナルや全日本選手権を制した紀平梨花と、アイスダンスの実力者・西山真瑚のカップル結成も驚きを呼んだ。そして今季、男子シングルで五輪2大会連続メダルの宇野と、女子シングルで世界ジュニア選手権を制している本田という大物カップルが参戦した。
宇野と本田の競技復帰は、日本のアイスダンスにとって間違いなく“新たな風”だ。ミラノ・コルティナ五輪団体銀メダリストとなるなど、国内トップを走る吉田唄菜・森田真沙也組もその影響力を感じている。
優勝を決めた直後の取材に、吉田は「お二人がアイスダンスに挑戦していただけることで、注目度が上がっている。たくさんの選手で競い合って盛り上げていけたら日本のアイスダンスの力が上がっていく。私たちも闘争心を燃やしています」と力強く語った。
2位だった櫛田・島田組も“しょまりん”に刺激を受ける。特に島田にとって宇野は特別な存在で、シングル時代はともに2006年トリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビエールコーチの指導を受けていた。「短い練習の中で2人にしか出せない色や距離感、世界観があった。切磋琢磨していけることを嬉しく思います」と歓迎した。
“戦国時代”突入のアイスダンスは、日本がミラノ五輪で唯一「個人枠」の出場を逃した種目。銀メダルを獲得した団体戦で、アイスダンスが伸びれば金メダルも夢ではない。競争激化、切磋琢磨が日本フィギュア界にもたらす好影響は大きそうだ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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