全日本も0人…なぜ青学大は補員を連れてこない? 「各大会を軽視しているわけでは…」決断の裏に“勝負師・原晋”の信念と愛情

補員は箱根駅伝の“当落線上”に 練習量を落とすのはマイナス要素に
同時に青学大を代表して駅伝を走る選手には厳しさも求める。「大会2日前で体調を崩しているような選手は話にならない」。日頃から体調管理を徹底しているだけに、出走する選手には全幅の信頼を置いている。
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出雲駅伝や全日本大学駅伝で補員に回る選手は、いわば箱根駅伝の“当落線上”となる選手が多い。層の厚い青学大において、箱根駅伝まで1日たりとも無駄にできない日々を過ごす。練習量を落とすのはマイナス要素になる。だからこそ町田で練習を続け、次のチャンスに備える。
原監督は「4日前からレースの調整メニューが入ってくる。それで練習量が落ちてしまう。もちろん大会当日も練習ができない。それは補員で、(出場)メンバーに選ばれなかった本人たちにとっても不幸になる」と話した。
緻密な「原メソッド」で青学大を常勝軍団に育て上げて、箱根駅伝は過去9度の総合優勝。来年1月2、3日の大会では4連覇が懸かる。大一番まで残り約2か月。目の前の全日本大学駅伝で勝利を追い求めながら、その先の箱根駅伝を見据え、選手1人1人の可能性を大切にする。走る8人への信頼と、走らない選手への配慮がある。また勝負の厳しさも知るから、徹底的にやり抜く。
大学駅伝界の歴史を塗り替え続ける原監督。チームづくりの哲学と信念が、今回の決断にも表れていた。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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