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陸上界に現れたスーパー17歳の横顔 後藤大樹“高校生初V”の裏にあった「特上ウナギ出世払い」【陸上日本選手権】

 もともと小1からサッカーをしていた。体力に自信があり、力試しで、地区のマラソン大会に出場したが、結果は60位にも入れなかった。「自分より速い選手がこんなにいるんだ」と負けず嫌いの心をくすぐられた。小3から陸上を始め、高学年になると、ハードルの資質をコーチから見出された。小学6年生の頃には「(高校は)洛南に行きたい」と周囲に話していた。

 千葉・四街道北中時代には、男子110メートル障害で全国中学校体育大会を優勝。男子100メートル・桐生、男子3000メートル障害・三浦らを輩出する超名門から声がかかり、“有言実行”となった。入学後から400メートル障害に本格的に取り組み、その才能は、さらに開花した。

 普段は「ものすごい普通の高校生」と笑う。リフレッシュも大事に、競技に向かう活力を養っている。「友達とコンビニでお菓子を買って食べたり。オフの日は友達と遊びに行ったり、カラオケ行ったり。陸上、陸上となりすぎるとしんどいので、息抜きはできてるのかな」。大会後は家族と焼肉を食べ、最後はアイスクリームで締めるのが至福の時間だ。

 見据えるのは世界だ。英会話の勉強にも励む。「陸上以外でも英会話ができたら、すごくストロングポイントになると思う。いろんな分野で活躍できる人になるには、英語は必要になってくるのかな」と広い視野で、将来を描いている。

 身長180センチ、体重69キロ。100メートルは10秒44、200メートルは21秒12の自己記録を持つ。アジア大会の目標は「今回みたいに観客をビックリさせられる選手になりたい。愛される選手になっていきたい」と言った。世界選手権2度の銅メダルの為末を超えた。世界と勝負できる可能性を大いに秘めた高校生が誕生した。

(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)



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