敵地ロッキーズ戦

　米大リーグのドジャースは25日（日本時間26日）、敵地でロッキーズと対戦。0-0で迎えた6回にまさかの形で先制点が入った。高々と上がった平凡な内野フライを野手が見失い落球。雨の影響で直後に試合は中断となった。

　0-0で迎えた6回ドジャースの攻撃。雨が強くなり始める中、2死一、二塁で4番マンシーが一、二塁間に高々とフライを打ち上げた。一塁手のトグリアが早々にボールを見失った仕草をする中、二塁手のエストラーダは両手を振って「俺が捕る」の合図。しかし、雨の影響でボールの行方がわからなくなったのか、頭を抱えて避けてしまった。打球は2人の間にポトリ。大谷翔平ら走者2人が生還した。

　直後に試合は雨天中断。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況スティーブン・ネルソン氏は「捕れない！　雨のせいにしろ」と驚いた様子で絶叫した。解説のエリック・キャロス氏も「誰も何も見えない」とコンディションの悪さを強調。「これは審判のせいだ」と早めに試合を中断しなかった判断に苦言を呈した。

　ドジャースは山本由伸投手が先発。5回1安打無失点と好投を続けていたが、まさかの形で援護点がもたらされた。「1番・DH」で出場した大谷は中断時点で2打数1安打1四球だった。