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フェースオフで思わず笑み「かわいい…ほれぼれする」 前日計量で世界王者・黒木優子が鈴木なな子と対峙

ボクシングのWBA女子世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ10回戦が26日に、東京・後楽園ホールで行われる。25日は都内で前日計量が実施され、同級王者・黒木優子(真正)、挑戦者の同級4位・鈴木なな子(横浜光)がともに47.4キロで一発パスした。女子ボクシング界をけん引してきたベテランとホープの一戦が成立した。興行はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は34歳の黒木が24勝(10KO)8敗2分、25歳の鈴木が9勝(3KO)3敗。

前日計量後を行った黒木優子と鈴木なな子(右)【写真:澤田直人】
前日計量後を行った黒木優子と鈴木なな子(右)【写真:澤田直人】

WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ

 ボクシングのWBA女子世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ10回戦が26日に、東京・後楽園ホールで行われる。25日は都内で前日計量が実施され、同級王者・黒木優子(真正)、挑戦者の同級4位・鈴木なな子(横浜光)がともに47.4キロで一発パスした。女子ボクシング界をけん引してきたベテランとホープの一戦が成立した。興行はNTTドコモの映像配信プラットフォーム「Leminoプレミアム」で有料生配信。戦績は34歳の黒木が24勝(10KO)8敗2分、25歳の鈴木が9勝(3KO)3敗。

 思わず笑みがこぼれた。王者の黒木はベルトを肩に掛けて計量の場に登場。一発でパスし「調整はばっちりです」と安堵の表情を浮かべた。鈴木はクリアのアナウンスを聞くと、小さくガッツポーズ。「今までで一番気合が入っています」と意気込んだ。計量後には恒例のフェースオフ。対戦相手を睨もうとした両者だったが、見つめ合うと互いに表情が緩んだ。黒木は「(鈴木が)かわいいなと思って……。ほれぼれする」と見惚れていた様子。鈴木は「こういう場で計量するのが初めてで、新鮮でした」と笑った。

フェースオフで思わず笑みがこぼれた黒木と鈴木(右)【写真:澤田直人】
フェースオフで思わず笑みがこぼれた黒木と鈴木(右)【写真:澤田直人】

 元WBO、WBA女子世界アトム級統一王者の黒木は2008年12月に17歳でデビュー。今年1月の前戦で、ソ・リョギョン(韓国)とのWBA女子世界ミニマム王座決定戦に臨み、判定勝ち。24年1月に松田恵里(花形)に敗れて、両王座を陥落して以来の世界王座返り咲きを果たした。プロ35戦目で鈴木を迎え撃つにあたり「1ラウンド目で鈴木選手がどういう戦い方をするのか。戦っていく中で、対策を変えていく」と経験の差を示すつもりだ。

 一方、元日本女子ミニマム級王者の鈴木は世界初挑戦。試合に向けて多くのスパーリングをこなしてきたといい「しっかりと準備してきた。スタミナも全然心配ない」と強調。24年3月、同12月に行われた直近2試合は、ともにKO勝利を収めており勢いに乗る。「勝てば人生が変わるし、やってきたことが報われると思う」と気合は十分だ。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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