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大谷翔平の先発登板は「理にかなっている」 恩師が寄せた絶大な支持、二刀流知るのは「他にいない」

米大リーグ・ドジャースでプレーする大谷翔平投手をエンゼルス時代に指導したジョー・マドン元監督が、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦での復帰登板について語った。打者を相手にする投球練習の「ライブBP」ではなく、オープナーとして登板することになった事実に触れ「本当に理にかなっている」と、この選択を支持している。

ドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】

エ軍元監督マドン氏が大谷復帰登板へ見解

 米大リーグ・ドジャースでプレーする大谷翔平投手をエンゼルス時代に指導したジョー・マドン元監督が、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦での復帰登板について語った。打者を相手にする投球練習の「ライブBP」ではなく、オープナーとして登板することになった事実に触れ「本当に理にかなっている」と、この選択を支持している。

 大谷の投手復帰は、15日(同16日)のジャイアンツ戦後、突然ドジャースが発表。MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に登場したマドン氏は「計画としては、オールスターブレイク後に完全に復帰するというものだと思う。だから、これはリハビリの一環だ」と語ったうえで、実戦を選んだ大谷の選択に理解を示した。

「私の考えでは、オールスターブレイクまでには、何不自由なく5イニングを投げられるようになり、そこから先に進むことができるだろう。どうなるかは分からないが、先発の間隔は6、7日ぐらいだと考えている。だから、これは彼のリハビリの課題で、本当に理にかなっている。彼の打撃は重要だから、ドジャースは彼をどこにもやらない。オールスターブレイク後には、普通に復帰できると思う」

 大谷にとっては、エンゼルスに所属していた2023年8月23日のレッズ戦以来、663日ぶりのマウンド。この決断を巡っては、米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者が「実戦形式の練習で投げ、いったんクールダウンしてから、試合のためにまたウォーミングアップすることは、ある意味では、実際にその試合で先発する以上に体に負担だった」との見解も伝えられた。

 マドン氏は「彼らには野球界で最高のトレーナー、ロン・ポーターフィールドがいる。私はポーターに信頼を置いている。ポーターがどれだけこの決断のプロセスに関わっているかは知らないが、彼らは徹底的に話し合っているのは確かだと思う」と指摘。十分な議論を重ねた中で出た結論だったと見ている。

 続けて、「ショウヘイを信頼しなければならない。誰もこんなことをやったことはない。二刀流として起用し始めるときに、私がエンゼルスと議論したことだ。この選手だけが(二刀流の)やり方を知っている。ここまでのことを成し遂げた選手は他にいない」とも述べ、投手としての成功へ期待を寄せていた。

 大谷は復帰登板で最初の打者、フェルナンド・タティスJr.への初球に157キロのツーシームを投げ込み、ファンから喝采を浴びた。さらに2番ルイス・アラエスの4球目に161キロをマーク。3番マチャドに犠飛で1点を献上。結局、28球を投げ、1回2安打1失点という結果だった。

(THE ANSWER編集部)



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