アフマダリエフは「より大柄で堅実」 尚弥からダウン奪取カルデナスの参謀が指摘「チャンスある」
先月行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのタイトルマッチで、8回45秒TKO負けを喫したWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)のトレーナー、ジョエル・ディアス氏が、井上に警鐘を鳴らした。次戦の相手として有力視されるWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)について、「多くのチャンスがある」と語っている。

カルデナスのトレーナーが見解
先月行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのタイトルマッチで、8回45秒TKO負けを喫したWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)のトレーナー、ジョエル・ディアス氏が、井上に警鐘を鳴らした。次戦の相手として有力視されるWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)について、「多くのチャンスがある」と語っている。
米ボクシング専門ポッドキャスト番組「アゲインスト・ザ・ロープ」公式YouTubeチャンネルに登場したディアス氏は「ラモン(カルデナス)はMJ(アフマダリエフ)とは全く違う。MJは左利き、ラモンは右利き。ラモンはMJより少し小柄だ。MJの方が大柄で堅実、より技術のあるボクサーなんだ」と指摘。カルデナスとの比較からレベルの高さを示唆した。
アフマダリエフのプロ戦績は14勝(11KO)1敗。2016年リオ五輪ではバンタム級で銅メダルを獲得した経験の持ち主。ディアス氏は「彼はオリンピアン。様々なスタイルのボクサーと世界中で戦ってきた。世界最高のボクサーと戦ってきたことこそ、(井上相手に)ラモンより多くのチャンスがある理由さ」と指摘。30歳のアフマダリエフが誇る経験値が、井上の障壁になり得ると見ていた。
ディアス氏は、カルデナスとアフマダリエフがお互いに仲の良い友人であると説明。よく知る存在だからこそ、実力を認めているようだ。アフマダリエフは、先月30日(日本時間31日)にメキシコのグアダラハラで行われた同級ノンタイトル10回戦でルイス・カスティージョ(メキシコ)に8回TKO勝利。井上戦の“前哨戦”と位置づけられた一戦で、格下相手ながらも完勝を収めている。
(THE ANSWER編集部)