チチパスに勝てば史上2人目の大台「フェデラーにとっても肩の荷降りるはず」

　テニスのドバイ選手権は1日、男子シングルス準決勝で世界ランク7位ロジャー・フェデラー（スイス）がボルナ・チョリッチ（クロアチア）を6-2、6-2で下し、決勝進出。強打のラリー中に放った美しいドロップショットでポイントを奪うなど、圧巻の戦いぶりでツアー通算100勝に王手をかけた。決勝はステファノス・チチパス（ギリシャ）と激突。歴史的快挙に向け、母国のスイス紙「ブリック」は「2019年3月2日はスポーツの歴史に残る1日に」と期待を込めている。

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「フェデラー、ドバイ決勝で勝てば歴史を刻む　ロジャー、100勝なるか」と見出しを打って特集した記事では、フェデラーがチョリッチ戦に勝ち、決勝進出を決めたことでツアー通算100勝に王手をかけたことを紹介。「2019年3月2日はスポーツの歴史に残る1日になるかもしれない」と快挙を待望している。

　昨年10月に99勝目を挙げて以降、3度の大会で優勝を逃したことに触れ、「今日ほど、フェデラーがツアー通算100勝に近づいた日はない」と言及。チチパスとの決勝へ向け、「ツアーでは常にこれが大きな話題となっており、節目の1勝となればフェデラーにとっても肩の荷が降りるはず」と母国の英雄を慮っている。

　記事では「100勝到達となれば、選ばれしステージに上がることになる」とし、過去に達成しているのはツアー勝利記録保持者のジミー・コナーズ（109勝）であることを紹介。20年以上に及んだ戦いで残した成果について「長年、ツアーでそれなりにしっかり頑張ってきたという証明になる」と本人が語ったことも伝えている。