トップランク社を訪問

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）は5月4日（日本時間5日）にTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス（米国）と防衛戦を予定。試合前の4月30日（同5月1日）には主催する米興行大手・トップランク社を訪れた。米メディアが内部の様子を公開し、井上は貴重な写真との対面を果たしていた。

　レジェンド同士の1枚だった。

　白と水色のチェック柄シャツの井上がトップランク社を訪問。同社のCEOで93歳のボブ・アラム氏と笑顔で記念撮影した。その場で、アラム氏は井上を激賞。「彼は最高だ。本当に彼は最高だよ。全てのファイターが彼を見習うべきだ」と直接伝えた。その後、関係者を連れて部屋の奥へ向かった。

　そこにはアラム氏とヘビー級伝説の王者モハメド・アリ（米国）の巨大な2ショット写真が飾られていた。「これが私だ」と若かりし頃の自身の姿を指さすと井上も思わず「若い（笑）」と笑顔を浮かべ、驚いていた。

　93歳のCEOは「この写真は何年も前、1970年代初頭にモハメド・アリのトレーニングキャンプの場所を決めたときのものだ」と説明。貴重なアリの写真をバックに再び記念撮影。大橋秀行会長も一緒に並び写真を撮った。

　米格闘技専門メディア「ファイト・ハブTV」公式YouTubeは訪問した実際の様子を動画で公開。貴重な映像や写真に米ファンは興奮。「アリと彼の写真はとてもクールだ」「ボブは本当にイノウエを気に入っているんだな」「イノウエとボブが両方可愛い」「すげぇな、ボブ・アラムとモハメド・アリの写真を見てみろよ」などのコメントが寄せられた。