会見でのさりげない言葉選びが話題に

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は4月29日（日本時間4月30日）のマーリンズ戦で今季7号。長女誕生後、初の本塁打となった。試合後のインタビューで出産後の生活について「寝不足気味でしたが、幸せな寝不足だった」と話し、この表現がネット上で話題となっている。

　インスタグラムで長女誕生を報告してから10日目、待望の一発だった。米地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合後番組内で放送されたインタビューで大谷は「1点取られた後にすぐ追いつけて良かったというのと、出産してから打てていなかったのでいい1本になったと思います」と安堵した。

　さらに「人生の大きな出来事（長女誕生）が起きてどう感じていますか」と聞かれると、「無事にまず生まれてきてくれて感謝しています。寝不足気味でしたが、なんというか……心地のいい、幸せな寝不足だったので、特に苦なく球場でも動けていたかなと思います」と話した。

　出産後、父となったことで寝不足という苦労もありながらも「幸せな寝不足」と答えた大谷。この考え方にX上の日本ファンからは「心地のいい寝不足って幸せの表現が素敵ですね」「ほんとに優しい表現」「寝不足を『心地の良い寝不足、幸せな寝不足』と言える考え方が素晴らしいよね」「寝不足に対してこんなこと言う男性いるんだ」など感激の声が集まっていた。

　また、全国の子を育てる両親にも刺さったようで「最高のパパすぎる…」「これから『幸せな寝不足なので大丈夫です』って言うわ」といったコメントも寄せられていた。