女子ゴルファー2人が男子前澤杯で大健闘 100人中89位の菅沼菜々、計144ホール疲弊も「楽しかった」
国内男子ゴルフの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」は27日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー70)で最終日を行った。実業家の前澤友作氏が創設した新規大会で、女子の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)と寺西飛香留(フリー)も出場。92位で出た菅沼は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回って通算7オーバーとし、89位に順位を上げた。96位で出た寺西は1ボギーの71で回って通算8オーバーとし、91位でフィニッシュ。100人出場の男子大会でともに大健闘だった。

プロテスト未合格の寺西飛香留は91位、505yパー4で2オン成功
国内男子ゴルフの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP」は27日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー70)で最終日を行った。実業家の前澤友作氏が創設した新規大会で、女子の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)と寺西飛香留(フリー)も出場。92位で出た菅沼は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回って通算7オーバーとし、89位に順位を上げた。96位で出た寺西は1ボギーの71で回って通算8オーバーとし、91位でフィニッシュ。100人出場の男子大会でともに大健闘だった。
アテストを終えると、菅沼は苦笑いで言った。
「ゴルフ人生で一番疲れました。最後は右足がつりそうになりました。後半のスコアが残念です」
無理もない。前代未聞のプロアマ大会10日間のうち4日出場。4ラウンドの本大会も完走して体力は消耗していた。
それでも、インスタートのこの日は前半(パー36)を2バーディー、1ボギーの35で回って1アンダーだった。後半(パー34)は崩れて40だったが、好調時の感覚は取り戻せたという。
「優勝した2023年の頃のように、ゴルフが楽しかったです。男子はプレーが早いですし、私もこのリズムでやれば自分の感覚になることが分かりました。男子のセッティングでプレーして長いクラブの練習にもなりましたし、来週のパナソニックオープンレディースにもつなげたいです」
24歳の寺西は開幕戦の東建ホームメイトカップに続いての出場。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストは未合格だが、男子プロ大会を運営する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の予選会(QT)を受けて705位にランク。2試合続けて主催者推薦出場となり、男子に見劣りしない飛距離でギャラリーを沸かせた。
インスタートのこの日は、後半の1番パー4(505ヤード)で2オンに成功してみせた。
「フォローでドライバーが飛んで、残り200ヤードから4UT(ユーティリティー)で打ちました。高さも出したかった中で、ピン7メートルにつきました」
この日は10番パー4から17ホール連続パーで、ボギーにしたのが最終9番パー4のみ。同組の男子プロを圧倒した24歳は「大会を通して男子のトッププロと回れて、技術面でも勉強になりました。いい雰囲気で回らせていただいたことに感謝しています」と話した。
最大の目標にしているJLPGAプロテスト合格に向け「9月の2次からになります。これから出る試合はまだ決まっていませんが、今回の経験も生かしてしっかりと準備をしていきます」と前を見据えた。
(THE ANSWER編集部)