JMイーグルLA選手権

　米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーのJMイーグルLA選手権は20日（日本時間21日）、米カリフォルニア州エル・カバレロCC（6679ヤード、パー72）で最終日が行われ、22歳の岩井明愛（Honda）が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算20アンダーで2位となった。前日には妹の千怜とともにラウンドしたが、現地メディアは「この上なく微笑ましい」出会いを伝えている。

　米専門誌「ゴルフダイジェスト」は「ロサンゼルスで開催されたLPGAの大会で、一組の一卵性双生児をもう一組の一卵性双生児が追いかけるという出来事が起き、彼女たちの出会いはこの上なく微笑ましいものとなった」との見出しで記事を掲載。岩井姉妹がファンの双子と接した一日を紹介した。

　岩井姉妹が目にしたのは、ロープの外から見つめる2人の少女。ガビさんとダニ・モラさんの双子姉妹（13歳）は、60マイル（約97キロ）離れた同州ランチョクカモンガから、岩井姉妹のプレーを見ようと訪れた。この日、姉妹同組でラウンド。前日にそれを知ったガビさんは「『オーマイガー、めっちゃクール！』って感じだった」「絶対に会いに行かなきゃって思った」とウキウキしていたようだ。

　ガビさんとダニ・モラさん姉妹は1番から11番、15番から18番まで岩井姉妹に付き添って歩き、ラウンド後には記念撮影も実現。ダニ・モラさんは「彼女たちのやってることから、スイングとか自分に取り入れられることがたくさんあった」と語り、ガビさんも「そうだね、私も同感」とうなずいた。

　母のエリカさんは「プロのプレーを見て目を輝かせ、双子のあとを追いたいと夢を描く娘たちの姿を見るのは、夢のようだった」と感激し、父のブライアンさんも「彼女たちは一瞬一瞬を楽しんでたよ。本当に最高だった」と語っていた。