井上尚弥「疲労はピーク。逆に順調」 ベガス防衛戦へスパー終盤報告、大橋会長「言うことない」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が21日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

井上尚弥がスパーリング
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が21日、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われる5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。
大橋ジムは終盤に入った井上のスパーについて報告。日本フェザー級12位の高優一郎(横浜光)と6回のスパーを行った。残り1日のスパーで国内でのトレーニングを打ち上げる予定という。海外開催は5度目、2021年6月以来3度目の本場ラスベガスでの試合に向け、井上は発表を通じて以下のコメントを寄せた。
――減量とスパーで疲労がたまっているのでは。
「疲労はピークですね。それはこの時期、いつも通りのこと。逆に順調だなと思っています」
――日本ランカーの高優一郎とは今回3回目のスパーと聞く。1回ごとに考えながら実戦に取り組んでいる。
「まあ具体的には言えないですけれど、一つひとつ考えながらやっていますね」
――それはカルデナスを想定してか。
「そこは頭に入れつつもあるし、自分の動きを確認する部分もあるし、いろいろなイメージしながらやっていますね」
――あと1回、スパーをして国内調整は打ち上げる。
「かなり順調に来ていると思います。自分自身、かなり良いと感じています」
―――今回、新たにしたヘアカット&カラーに意図は。
「特に、髪の毛の色に意味はないです。気分なので(笑)」
――約4年ぶりとなる米ラスベガスの試合。特に持参するものは。
「特にはないですね」
――米国での調整イメージは。
「何となくですけど、プランというかはイメージしている。まあ普通に練習するだけなので」
――コロナ禍とは違い、今回はファイトウィーク(米国での事前行事)がある。
「そういう行事は楽しみですよ。ファンの方の前での行事になるので。一つひとつのイベントを楽しみたいなと思います」
陣営の大橋秀行会長は「今日のスパーリングも言うことないですし、調子もバッチリと言っていい。本人の疲れはピークだが、それが調整が順調だということを証明していると思う」と評価した。
(THE ANSWER編集部)