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井上尚弥が年内フェザー級挑戦へ、年4試合の仰天プラン詳細 次戦はピカソ、2026年に中谷潤人か

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が25日、3度目の4団体防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行を振り返り、1年後にフェザー級転向、再びスーパーバンタム級に戻す仰天プランをぶち上げた。

一夜明け会見に登場した井上尚弥【写真:中戸川知世】
一夜明け会見に登場した井上尚弥【写真:中戸川知世】

井上尚弥が会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が25日、3度目の4団体防衛成功から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行を振り返り、1年後にフェザー級転向、再びスーパーバンタム級に戻す仰天プランをぶち上げた。

 井上は傷のない綺麗な顔で大橋秀行会長、父・真吾トレーナーと会見。大橋会長は今後の展望について「3人で軽く話して、おそらく次はラスベガスでピカソ、その次はサウジアラビアでアフマダリエフ」と説明。さらに「まだ決定ではないけど」と前置きし、その後は現WBAフェザー級王者ニック・ボール(英国)への挑戦も視野に入れていることを明かした。

 今春の次戦、米ラスベガスで予定する大型興行はWBC1位&WBO8位アラン・ピカソ(メキシコ)と対戦する方針だと明言。9月頃に莫大な資金力を持つサウジアラビアでは、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦になるという。あくまで勝ち続ければという仮定だが、年内にフェザー級でボール戦を迎える。場所は国内外の両にらみという。

 続けて「スーパーバンタム級で戦うべき相手がいるので、戻すことになる」と仰天プランを告白。名前こそ伏せたが、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)と再びスーパーバンタム級で戦う計画が理想だという。同会長は「一番の心配は階級を戻すことですが、そこは本人の強い意思。待っていても(フェザー級の選手は)落としてこないので」と明かした。

「昨日の試合が終わってから、本人ができるならそうしようという話になりました。海外にはカネロ(サウル・アルバレス)などそういう王者がいます。スーパーバンタム級の王座は保持したままです。スーパー王者なので交渉次第で認められるのでは」

 井上は「今フェザー級に上げても戦える体にもなっていると思う」と自信。階級を戻すことについて「不安は全くない。これで今、スーパーバンタム級がきつきつなら大変だけど、そうではない。今年は4試合やるつもり」と試合を心待ちにした。

 大橋会長も「井上はダメージがない。これが激闘なら1回、2回になるけど、この井上のスタイルなら問題ない。次のピカソも凄い選手。向こうで人気でいつも超満員。アウェーのような空気になるし、そこで戦うのは我々としても楽しみ」と自信。「今はベルトを何本も持つというより、お金をいくら稼いだかという時代。それが私の仕事でもあります。井上もキャリア後半。今、井上がやるべきことはそういうことです」と突き進む。

(THE ANSWER編集部)



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