「獰猛な右フックを放った直後から候補になる運命だった」

　この一戦は今年最高のKO劇の呼び声が高かったという。「イノウエが左のストレートに続き、獰猛な右フックを放った直後から、常にKO・オブ・ザ・イヤーの候補になる運命だった」と分析した。

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　さらに、モンスターは一躍、国際的な知名度を高め、「このファイトでイノウエはファン層を大きく広めた。劇的な流儀で対戦相手を倒したことで彼の母国日本だけではなく、世界中でファンを増やしたのだ」と世界的スターになったと評価している。

「第1ラウンドのKOでファンを当惑させた。彼らは2、3ラウンドは続くと期待していたのだが」

　キャリアで一度もKO負けのないパヤノ相手に秒殺劇を演じた井上。熱戦を期待するファンは70秒というあまりの短さに拍子抜け状態となったが、規格外の強さは今や英国にも轟いている。