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井上尚弥にやられた“後ろ手挑発”にバトラーが本音「彼を相当イライラさせられたね」

13日に行われたボクシングの世界バンタム級4団体統一戦で井上尚弥(大橋)に敗れたポール・バトラー(英国)が米ボクシング専門誌「ザ・リング」のインタビューに応じ、その中で拳を交えて感じた井上の印象について語った。

井上尚弥(右)のパンチを受けるポール・バトラー【写真:荒川祐史】
井上尚弥(右)のパンチを受けるポール・バトラー【写真:荒川祐史】

米リング誌のインタビューで井上戦を回顧

 13日に行われたボクシングの世界バンタム級4団体統一戦で井上尚弥(大橋)に敗れたポール・バトラー(英国)が米ボクシング専門誌「ザ・リング」のインタビューに応じ、その中で拳を交えて感じた井上の印象について語った。

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 バトラーは井上相手に徹底防御を繰り出し、亀になった。しかし、手数を出さず、防戦一方。結果的に11回にラッシュを浴び、ついに耐え切れずにKO負けを喫した。19日に実施したというリング誌のインタビューで、井上戦について振り返った。

「クリーンヒットさせない以外に自分のできることはほとんどなかった」と井上との力の差を正直に吐露。「俺がアマチュア選手と戦った時のようだった。リング上でどのように追い詰め、操作するか分かっている。自分がアマチュアだと言っているわけではない。俺は世界王者だ。でも彼は偉大だった。彼はバンタム級のカネロ(サウル・アルバレス)だ。彼は素晴らしい」と4団体統一を達成したモンスターを称賛した。

 試合前に描いていたゲームプランは「開始2ラウンドを凌いでパワーに慣れることだった」という。「反撃を開始したのは4、5、6、7回だった。彼をかなりイライラさせられたと思う。(8回に)彼が後ろ手をして俺をおびき寄せようとしたとき、何をしているのか分かっていた。俺にミスをして欲しかったんだろう」とも語り、井上が繰り出した驚きの挑発作戦についても振り返った。

 一方で、井上について「パワーはそれほど感じなかった」とも言及。「12週間準備してきたことが主な要因だと思う。(井上の過去の試合を見て)『レンガで打ってるようだ』と思うだろう。でも、パンチをもらった時にショックを受けた。想像より酷いものじゃなかったんだ」と強がるようなコメントも残していた。

(THE ANSWER編集部)


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