渋野日向子、後半崩れて23位に後退 消えた前向き発言「何も進んでいない感覚でやばい」
女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日(6487ヤード、パー72)が26日、宮崎CCで行われた。17位から出た渋野日向子(サントリー)は、1バーディー、3ボギーの74で通算1アンダーとし、23位に後退。ホールを追うごとにショット、パットの調子を落とす展開で前向きな材料が乏しい中、「1年があっという間に過ぎる」という発言も飛び出した。
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ3日目
女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3日(6487ヤード、パー72)が26日、宮崎CCで行われた。17位から出た渋野日向子(サントリー)は、1バーディー、3ボギーの74で通算1アンダーとし、23位に後退。ホールを追うごとにショット、パットの調子を落とす展開で前向きな材料が乏しい中、「1年があっという間に過ぎる」という発言も飛び出した。
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最終18番パー4。渋野は2.5メートルのパットを真ん中から沈めた。スライスラインを読み切ったパーセーブだが、「それ以前の問題なのでうれしくなかったです」と、2オンできずにピンまで40ヤード残したことを悔しがった。
前半9ホールは全てパーで折り返した。11番パー5でバーディーを先行するも、12番パー3からは3連続ボギーにした。
「前半チャンスを生かせず、後半は調子も悪くなりました。ショット、アプローチ、パット、全部良くないので修正したいです」
前向きな言葉も出ない中、渋野は「1年のスピードが速く感じます。中学ぐらいから」と切り出した。
「あっという間すぎて、何もできていない、何も進んでいない感覚でやばいです。毎週が試合をこなしているからか、一瞬に感じます。それに調子が悪いと焦ることが多いし、『どうしよう、どうしよう』で今年が終わっちゃう感じです」
1年前は、今大会を欠場して渡米。米ツアー最終予選会(Qシリーズ)に備えていた。その翌週にQSを通過し、同ツアー出場資格をゲット。好不調の大きな波がありながら、シード権を手にし、今年は日本に戻ってきた。だが、現在は本来のゴルフができておらず、既にオフの練習を検討中という。
「何週間前からいろいろと考えています。それをチームと家族に話して実行したいです」
終始、真面目なトーンで話していたが、最後は渋野らしく「プレーの5時間より、家でぐうたらの5時間の方が速く感じますね。えっ、何の話?」とコメント。今季を締めくくる最終日の目標を聞かれると、「明日こそ、アンダーで回りたいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)