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日本代表、W杯躍進の条件は? 松井大輔が説く心構えと「進化系ドリブラー」への期待

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が、いよいよ20日に開幕を迎える。日本代表は17日にUAEのドバイで本番前最後の親善試合であるカナダ戦に臨み、先発起用に応えた相馬勇紀が先制点を挙げたものの、1-2と逆転負けを喫した。本大会ではドイツ、コスタリカ、スペインと同居するE組に入った日本だが、厳しいグループを勝ち抜き過去最高の“ベスト16超え”を達成できるだろうか。2010年の南アフリカ大会でベスト16進出を経験した元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)が、カナダ戦の結果を踏まえて23日に迫ったW杯初戦のドイツ戦を展望する。(取材・文=藤井 雅彦)

松井大輔が期待する三笘薫【写真:Getty Images】
松井大輔が期待する三笘薫【写真:Getty Images】

W杯16強経験者・松井大輔のドイツ戦展望

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が、いよいよ20日に開幕を迎える。日本代表は17日にUAEのドバイで本番前最後の親善試合であるカナダ戦に臨み、先発起用に応えた相馬勇紀が先制点を挙げたものの、1-2と逆転負けを喫した。本大会ではドイツ、コスタリカ、スペインと同居するE組に入った日本だが、厳しいグループを勝ち抜き過去最高の“ベスト16超え”を達成できるだろうか。2010年の南アフリカ大会でベスト16進出を経験した元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)が、カナダ戦の結果を踏まえて23日に迫ったW杯初戦のドイツ戦を展望する。(取材・文=藤井 雅彦)

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 カナダ戦の敗戦を経て、日本代表はW杯初戦のドイツ戦へ向けて残された時間で何をすべきなのか。元日本代表で10年南アフリカW杯を経験している松井が、カナダ戦で見えた攻守における改善点を指摘する。

「守備では、失点した事実も含めてセットプレーの対応に不安が残りました。カナダは高さと強さのあるチームでしたが、ドイツはさらに上のレベルでしょう。不必要なファウルを避けることも大切ですし、よりアラートな対応が求められます。攻撃ではカウンターの組み立てをもう少し考えるべき。状況によって選手のアドリブ力が問われるシチュエーションとはいえ、ある程度の方向性が必要。特に後方から追い越していく動きは欠かせないので、これは本番までの短い時間でも確認できる作業だと思います」

 一方で、少なからず収穫もあった。コンディションが不透明だった選手たちの現在地を知ることができたのは、実戦機会で起用したからこそ。松井もカナダ戦で結果を残したプレーヤーの可能性を感じていた。

「コンディションに関しては概ね問題なさそうに見えました。特に板倉滉選手の復帰は大きい。センターバックとボランチをこなせる彼の存在が、チームに選択肢をもたらします。柴崎岳選手の縦パスには高いセンスを感じましたし、相馬勇紀選手はここへきて最も調子を上げている選手。本大会でも必ず出場機会が巡ってくるでしょう。それぞれが状態のピークをドイツ戦に向けて作っていけば、持ち味を発揮できるはずです」

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