松山英樹は「日本の期待を背負う」 マスターズVへ、夢を託された男を米専門誌紹介
渋野日向子や歴代日本男子の成績も紹介
「毎週、大勢の日本メディアが彼の一挙手一投足を追っている。東京を歩く米国人は、ほぼ全てのネオンサインの文字が英語で書かれていることに驚くかもしれない。マクドナルド、スターバックス……。そして、GOLFという文字は至る所で目にすることができる」
「日本には2300ものゴルフコースがある。米国の一つの州の倍近い数字であり、アジアに存在するコースの半分以上にあたる。日本は長きにわたって世界トップレベルのゴルファーを輩出しており、独自のPGAツアーも開催している。日本では、女子が2年前にメジャー制覇。そして1週間前にはツバサ・カジタニがアマチュア選手権を制したばかりだ」
2019年に全英女子オープンを制した渋野日向子(サントリー)、前週のオーガスタナショナル女子アマで日本人初優勝を果たした梶谷翼(滝川二高3年)の名前もつづり、女子の勢いを説明した。さらに青木功、尾崎将司、中嶋常幸、丸山茂樹、片山晋呉など日本男子が米ツアーで残した過去の詳細な成績を紹介しながら「メジャー優勝はゼロだ」と指摘している。
日本ゴルフの歴史を振り返り、敬意を払うように長文で記されたコラム。結びはこう締めくくられた。
「残り18ホールで4打のリードは、昨年のダスティン・ジョンソンと同じだ。ジョンソンは5打差をつけて優勝した。しかし、ゴルフにおいてリードはあてにならない。優勝するには1打差でも足りるのだ。それは彼にとっても、日本にとっても」
夢を託された男の18ホールが始まる。
(THE ANSWER編集部)