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【陸上】倉敷中央・齋藤が女子200m制し3冠も納得せず 胸に刻む福島千里の存在

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短距離女王から大きな刺激、「福島さんが驚くようなタイム出したいと思っていた」

「勝ったのは嬉しいんですけど、タイムがどうしてもモヤモヤするところがあります。向かい風が強くて(200メートル決勝はマイナス1.2メートル)、途中から進まない感触がありました。プラスだったらもう少しいいタイムが出たかなと思います」

 齋藤がタイムにこだわるのは、6月の日本選手権で走ったリオデジャネイロ五輪日本代表・福島千里(北海道ハイテクAC)の存在がある。齋藤は福島に次ぐ2位に入ったが、日本が誇る短距離女王から大きな刺激を受けている模様だ。

「タイトルを取ったからではなく、タイムで近づかないと福島さんに近づいたとは思いません。福島さんが驚くようなタイムを出したいと思っていました。ただタイムが出なかったので少し悔しいですし、まだ福島さんのようなレベルには達してはいないと思っています」

 コンマ1秒でも福島に近づく――。2年生ながら急成長を果たした齋藤は、今後の目標タイムを100メートルは11秒5台、200メートルでは記録更新となる23秒3台に設定した。明朗な性格かつ「高校の大会では絶対に負けてはいけないと思っています。福島さんの背中を追っていきたいです」と強い気持ちを持つスプリンターから、今後も目を離せない。

 全国高体連公式のインターハイ応援サイト「インハイ.tv」では陸上だけでなく開催30種目のライブ動画を配信している。高校生の熱戦をチェックして、未来の日本を担うアスリートの一瞬を目に焼きつけたい。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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