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井上尚弥がNo.1強打者になるには 米選出の“現役1位”陣営「上の階級でできるか」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の3団体統一戦は、米国を含む世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となった。そんな中、米メディアで「最も破壊的なパンチャー10傑」で堂々の2位に選出された井上に対し、1位選手のプロモーターは“No.1強打者”への条件を挙げている。

井上尚弥【写真:Getty Images】
井上尚弥【写真:Getty Images】

米選出の「破壊的なパンチャー10傑」で2位の井上尚弥、1位の条件とは

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の3団体統一戦は、米国を含む世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となった。そんな中、米メディアで「最も破壊的なパンチャー10傑」で堂々の2位に選出された井上に対し、1位選手のプロモーターは“No.1強打者”への条件を挙げている。


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 井上を2位に選出したのは、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」だった。「ランキング ボクシング界で最も破壊的なパンチャー10人」と特集。マッチメーカー、プロモーター、トレーナー、元選手が全17階級の現役タイトルマッチ経験者から最強パンチャーを選出する企画。42勝(41KO)1敗1分けで、KO率は驚異の93.2%を誇る前WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)が1位に輝いた。

 2月にプロ初黒星で王座陥落した猛者に続き、2位に選ばれたのが井上。日本の誇る最強パンチャーに1票を投じた専門家は高く評価している。ワイルダーのプロモーターを務めてきたルー・ディベラ氏は「イノウエは現時点で2位だ」と主張。一撃必殺のパンチ力を誇るワイルダーを超越する、世界最強パンチャーになるには何が必要なのだろうか。同氏はこう続けている。

「キャリアが進むに連れて、彼は階級を上げていくだろう。上のクラスでも彼のパワーがついてくるのかみてみたい。それができるなら、彼のウェートで史上最高のパワーの持ち主だ」

 世界王者を次々に仕留めてきた井上だが、ヘビー級で強打ぶりを示してきたワイルダーの価値を強調しているようだ。ボクシングはパンチ力だけで争うわけではないものの、武器の一つでもある。井上が現時点で適正階級とされるバンタム級を超えてもなお、KOショーを繰り広げることができるなら、史上最強パンチャーの称号に相応しいとしている。

(THE ANSWER編集部)




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