指揮官はビールに同情「失望していると思う」

　米プロバスケットボール（NBA）のウィザーズは30日（日本時間31日）、本拠地でホーネッツに121-107で勝利を収め、連敗を2でストップさせた。今季1勝1敗の同地区ライバルに価値ある2勝目。鼠径部打撲で離脱中の八村塁は22戦連続欠場でチームメートとともにベンチから観戦した。この試合で34得点の活躍を見せたブラッドリー・ビールは、NBAオールスターに選出されず、失望の色を隠せないようだった。

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　ビールにとって3季連続オールスター出場は難しくなった。この日の試合直前に発表されたNBAオールスターのリザーブ。スターターはすでに発表されているため、これですべての枠が埋まったことになる。そして、その中にビールの名は含まれていなかった。

　試合後に地元テレビ局「NBCスポーツ・ワシントン」のインタビューに応じたビールは、この結果について「少し怒ったけれど、正直に言って予想していたようなところもある。敬意を欠いているよ」と失望した様子で答えた。それでも、続けて「でも本物の人たちは分かってくれているから、戦い続けて、チームをプレーオフに連れていく努力をするのみ」と前を向いた。

　チームのエースがオールスターに選出されなかったことについて、ウィザーズのスコット・ブルックスヘッドコーチ（HC）も言及。「彼は失望していると思う」と同情を口にし、「彼はオールスターにふさわしい選手だからオールスターを心待ちにしていた。彼は選ばれなかった。でも、彼はそれだけの選手ではない。彼はチームを築き上げ、正しくプレーし続け、若い選手たちを助け続ける。選手たちも投票する。選手たちの方が誰が良い選手で誰が良い選手出ないか、ずっとよく知っている」とオールスターがすべてではないことも指摘した。