[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

食欲が落ちたら味噌汁を飲む? 暑さに負けない「胃腸の夏バテ対策」5つのポイント

体の力をつけるには「一食でも食事を抜かない」が最も大切

4.暑さに打ち勝つビタミンB1&Cを強化

 暑さに打ち勝つ体には、食べたものをうまくエネルギーに変換してくれるビタミンB1とストレスを和らげるビタミンCが必須。不足すると夏バテや食欲低下の原因になります。ビタミンB1が断トツに多いのは豚肉。またうなぎにも多く含まれるので、「土用の丑の日」に食べるのは正解。

<ビタミンB1が多く含まれる食品>
豚肉、レバー、うなぎ、かつお、ぶり、豆腐、ごま
<ビタミンCが多く含まれる食品>
ブロッコリー、トマト、アスパラガス、青梗菜、みかん、オレンジ、グレープフルーツ、キウイフルーツ、いも類

5.食物の酵素を味方につける

 食べたものを体が利用できる状態に消化する働きを持つ、消化酵素。消化酵素はもともと人間の体にの体にありますが、同じような働きをする酵素を含む食べ物もあります。これらを食べると、暑さで弱った胃腸の消化の働きをサポート。食事やデザートとして、上手に摂りましょう。

<消化酵素が多く含まれる食品>
大根、やまいも、キウイフルーツ、パイナップル

 いかがでしたか? どれも今すぐできること、また馴染みのある食材・食品ばかりなので、今日からでも実践してみてください。

 そして、体の力をつけるためには「一食でも食事を抜かない」ことがもっとも大切です。必要な栄養素が足りないと、いつまでたっても夏バテは解消されません。暑さで睡眠不足になりやすく、体調も崩れやすい季節だからこそ、よいものを選びつつ、しっかり食べる意識を持ちましょう!

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

1 2

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集