「ゴルフするため貯金を…」 母を「ちゃん」付けで呼ぶ河本結の家族愛 V直後、涙浮かべる姿に「ありがとう」
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が10日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で行われた。2位から出た河本結(RICOH)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバーで逆転優勝。ツアー通算5勝目、メジャー初制覇を飾った。この日は「母の日」で、ツアーに帯同している母・美由紀さん、弟でプロゴルファーの力もその瞬間を見届けた。最高の親孝行を果たした河本は会見で母の厳しさを明かしつつ、「母は憧れの人、私は家族が大好き」と家族愛を語った。

ワールドレディスサロンパス杯最終日
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が10日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で行われた。2位から出た河本結(RICOH)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバーで逆転優勝。ツアー通算5勝目、メジャー初制覇を飾った。この日は「母の日」で、ツアーに帯同している母・美由紀さん、弟でプロゴルファーの力もその瞬間を見届けた。最高の親孝行を果たした河本は会見で母の厳しさを明かしつつ、「母は憧れの人、私は家族が大好き」と家族愛を語った。
18番パー4。ウィニングパットを沈めた河本の視線の先には、目に涙を浮かべた美由紀さんと力の姿があった。そして、母にはこう伝えた。
「ありがとう」
くしくも「母の日」だった。大会のテーマカラーであるグリーンとピンクに合わせ、河本はピンクのバイザーとリボンを身につけてのラウンド。ラウンド中は一打に全集中していたが、スタート前は「母の日だから、優勝を届けたい」と念じていた。そして、美由紀さんに誘われて応援に駆け付けた力からは「グッドラック」と声をかけられていた。
米女子ツアーへの挑戦と挫折。2021年シーズン途中に日本に戻ってからは3年もの低迷が続いた。当時、力は国内男子ツアーで快進撃。「一緒によく焼き肉を食べに行きます。力のおごりで」と明かしていた。技術的なアドバイスも受けていたが、この日、力は姉の姿を見て言った。
「何だかんだで、自分で這い上がっていました。今日も勝つべくして勝った印象です。シンプルに家族としてうれしいです。母親がこうやって喜んでいる姿を見られるのも幸せです」
2人でジュニア時代から歩んできたゴルフ道。経済的な負担も踏まえ、河本はあらためて両親への感謝を表現した。
「社長の娘ではないですし、裕福な家庭ではない中、私と弟がゴルフをするため、貯金を崩しながらやってくれました。感謝しています。うちは母が強いので、そのタフなメンタルは受け継いだと思っています」
美由紀さん自身は「私は何にもしていません」と謙そんするが、河本がパットの調子が悪い時はマネジャーを通して「死ぬほど練習しなさい」と喝を入れるという。それでも、河本は言った。
「圧は強いですが、自分がもし子どもができた時に『こういう風に過ごせるようになりたいな』って思うくらい、憧れの母です。ゴルフのこともプライベートのことも全部相談しますし、友達みたいな感覚で『美由紀ちゃん』って呼んでいます。生まれ変わっても、私の母でいてほしい。大好き。愛しています」
目標は年間女王。それを達成して母を喜ばせることをモチベーションに、河本はまた自分のゴルフと向き合っていく。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)







