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明愛と千怜「最近、2人の調子は良くなかった」
明愛と千怜は、幼少からライバル関係だ。小学校の持久走大会でも6年間1、2位を分け合った。
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「低学年の頃は、明愛が1位で、5、6年は千怜が1位。2人とも負けず嫌いで、ものすごく張り合っていました」(雄士さん)
21年6月、そろってプロテストに一発合格した後は、ステップ・アップ・ツアー、国内ツアー、米ツアーを含めて、千怜が先に優勝。年別でも、「千怜が勝った後に明愛が」の状況が続いていた。
だからこそ、千怜は「今度は私が」と言った。ただ、今季は2人とも勝利から遠ざかり、予選落ちも重ねたことで一緒に思い悩んでもいた。夏の一時帰国時には、地元埼玉の練習拠点・リンクスゴルフクラブで永井哲二コーチに「今年、勝てますかね」と相談。永井氏は「2人ともこれまでの経験、スイングも含めて勝つ準備は十分にできているから」と背中を押す言葉をかけていた。
ツアーに帯同している雄士さんによると、「最近、2人の調子は良くなかった」という。だが、家族に共通する「ゴルフ一辺倒にならず、ゴルフ以外の時間も大事にする」というマインドと並外れた体力が、姉妹のプラスに働いた。前週の米ツアー・ロッテ選手権で入ったハワイの海では、サーフィンを存分に楽しんでいた。シーズンを通して、北中米、欧州、日本、韓国を転戦。それでも、2人は「そんなに疲れませんし、時差ボケも大丈夫です」と言う。専属トレーナーはおらず、千怜は「マッサージはセルフでやっています。明愛もそうです。空き時間があったら、2人でよく一緒に走っています」と明かした。
強じんな肉体は遺伝的な要素も考えられるが、雄士さんの方針で小学生時代から、陸上競技を並行して取り組み、明愛は小6で地元サッカーチームに入り、右サイドバックとして活躍していた。小学校の校庭にある鉄棒、登り棒などを使ったトレーニングは、プロテスト合格後、「お金がない時期」まで続けていた。
「そうしたことは今も生きていると思います。『遊ぶ時は思い切り遊ぶ』もいいことです。昔、2人から『ディズニーランドに行く』と聞かされた時は、『じゃあ、閉園までいて楽しみなさい』と伝えました。試合前のサーフィン、野球観戦もその考え方で楽しんでいるようです」(雄士さん)
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