慟哭する日本代表に「W杯に懸けるあれよ」 朝4時、沈黙の3分間…やがて久保竜彦から零れた愛「じゃないと、こんなに進歩せん」

ドラゴン観戦記は終了「また4年後、来てくれますか?」
ドラゴン観戦・解説はこれで終了。
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引退後は山口・光市の室積という港町に住み、コーヒー焙煎に塩作りと異色の第二の人生を歩んできた。現在は実家のある福岡・筑前町と首都圏の拠点・横浜を中心に、サッカー教室で全国に飛び、時に欧州から南米まで海外サッカーも現地で見て回る。
記事を最後まで読んでくれることはなかった。しかし、読者はドラゴンと同じ時間を過ごしてきた。
ーーまた4年後、来てくれますか?
最後に聞いてみた。
予想外だったのか、「ふへへ」と照れ、髭を蓄えた口元を緩ませた。
「おお、ええよ。やっぱ、今日のブラジル戦楽しかったな。またやろうや。呼んでくれるんなら」
5本目のエビス350mlはちょっと残っていた。
◇ ◇ ◇
午前5時17分。
編集部を出る。ゴミ収集車が走る目黒川沿いはもう明るい。
「寝れんね。絶対寝れんやん、このテンション。でも、もう飲めん」
そう言い残し、早朝の中目黒に消えていった。
一張羅のジャージに、ビーチサンダル。
日本サッカーに不滅のロマンとタラレバを残した男は、やっぱり最後までナカメに似合わない。
4年後。また、この街で缶ビールを開けよう。
――ドラゴン観戦記・北中米W杯編<完>――
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)
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