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過激な水着はもう古い? ラウンドガール衣装の露出減…映す時代の変化、ボクシングの品位

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ12回戦は2日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)が元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)に3-0で判定勝ち。5万5000人が熱狂するボクシング史に残るビッグマッチとなったが、国内の大型興行を彩るラウンドガールの衣装や演出面に時代の変化が表れていた。

ラウンドガールを務めた一人、21歳のTikToker・都愛さん【写真:荒川祐史】
ラウンドガールを務めた一人、21歳のTikToker・都愛さん【写真:荒川祐史】

東京ドームで井上尚弥VS中谷潤人

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ12回戦は2日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)が元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)に3-0で判定勝ち。5万5000人が熱狂するボクシング史に残るビッグマッチとなったが、国内の大型興行を彩るラウンドガールの衣装や演出面に時代の変化が表れていた。

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 東京ドームのリングを彩ったラウンドガール。試合前後やラウンド間に登場し、目を引いたのは身にまとった衣装だ。白を基調としたノースリーブのワンピース、膝上丈のスカート。清楚な華やかさを演出した。そこに時代の変化が浮かんだ。

 血しぶきが飛ぶほど激しいボクシングのリング。緊迫した試合の合間に華やかさが同居する。ラウンドガールは壮絶な勝負の舞台に彩りを与え、興行を盛り上げる一端を担ってきた。かつては水着のような露出度の高い、過激な衣装が珍しくなかったが、近年はワンピースなど上品な装いがトレンドに。その背景には、ボクシングをスポーツとして競技そのものの品位を高めようとする流れがある。

 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は、ラウンドガールの衣装や演出について、一律にコントロールはしていないとした上で「スポーツとしての『常識的範囲内』という観点があります」と説明。「多くは、公共施設を利用させていただいて開催していますから。何でもかんでも、話題になれば良いというわけではありません」とのスタンスを示した。

井岡一翔に一礼する井上拓真。熱戦にラウンドガールが華を添えた【写真:荒川祐史】
井岡一翔に一礼する井上拓真。熱戦にラウンドガールが華を添えた【写真:荒川祐史】

 興行ごとの自主性を尊重しながらも「過度な露出があれば、プロモーターにご相談という形でお伝えしています」と、公共性など時代の流れを重視する。傾向は双方にあるようで「過去にそういった事例はありましたが、確実に減ってきています」と明かした。

 この日、ラウンドガールを務めた一人、21歳のTikToker・都愛さんは、着用した衣装について「上品さがあって、参加しやすいですよね」と好印象。2年前までは大阪市梅田で飲食店の店員として働いていた。歴史的な一戦で大役を果たし「一般人のようなものなのに、大きなチャンスをいただいた」。今後はジャンルを問わず、モデル業なども視野に活動の幅を広げていく。

 もちろん、ラウンドガールがリングを照らす重要な役割に変わりはない。表彰式でのアシスタントを含め、広告塔として興行のエンターテイメント性の一翼を担っている。大型興行となればリング上で脚光を浴びたことをきっかけに“シンデレラストーリー”が生まれることもある。

 2022年6月の井上尚弥VSノニト・ドネアの試合で、ラウンドガールを務めたタレントの雪平莉左は、露出が少ない衣装だったが「美しすぎる」と話題となった。昨年11月の那須川天心VS井上拓真の対決に登場した森脇梨々夏は、熱戦に感動し涙を浮かべる姿が反響を呼んだ。タレントやモデルとして活躍の場が広がることで、ライト層の目に触れる機会も増加する。

 歴史的なビッグマッチが実現する裏で、リングを彩る存在も新しい姿に変わりつつある。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)

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