[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

18歳で五輪→靭帯2度断裂…「次、切ったら辞めます」狂わされた陸上人生 目指す「もう一度、大舞台に」――陸上・青山華依

陸上の織田幹雄記念国際は29日、ホットスタッフフィールド広島で行われ、女子100メートルB決勝で23歳・青山華依(ミキハウス)は6位だった。2021年東京五輪の4×100メートルリレーに18歳で出場した逸材は、2度の大怪我と手術で競技人生を狂わされてなお、再び大舞台を目指している。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

女子100メートルに出場した青山華依【写真:奥井隆史】
女子100メートルに出場した青山華依【写真:奥井隆史】

陸上・織田記念

 陸上の織田幹雄記念国際は29日、ホットスタッフフィールド広島で行われ、女子100メートルB決勝で23歳・青山華依(ミキハウス)は6位だった。2021年東京五輪の4×100メートルリレーに18歳で出場した逸材は、2度の大怪我と手術で競技人生を狂わされてなお、再び大舞台を目指している。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)

 午前10時30分、セイコーチャレンジ(予備予選)のスタートリストに東京五輪を駆けたスプリンターの名前があった。

 青山は全体3位で通過すると、予選では12秒11(向かい風0.8メートル)で組6着。「久々に速い人たちと走るレースだったので、想像ができなかったんですけど……。最低でも予選には出たかったので良かった。もうちょっと周りの人と競っても、しっかり走れるようにしたいです」と手応えと課題を口にした。

 夢舞台からもうすぐ5年。陸上への情熱を繋いできた。

 大阪出身の23歳。大阪高2年で日本選手権3位に入り、注目を集めると、18歳にして東京五輪の4×100メートルリレーに出場。甲南大2年時には自己ベスト11秒47もマークした日本学生個人選手権で優勝し、オレゴン世界陸上のリレーメンバーに選出されるなど、日本の女子短距離界を担う存在として期待されてきた。しかし、思わぬ悲劇が襲う。

 大学2年の2月に左膝の前十字靭帯断裂と半月板を損傷し手術。シーズンをほぼ棒に振った。11月に実戦復帰するも翌年のパリ五輪は出場を逃し、大学卒業間近の25年の年明けに再断裂した。「1回目は(靭帯を)切った直後に歩けなくて。2回目は歩けたし、ちょっと膝がズレた感覚だったので、靭帯は大丈夫かなと思ったんですけど、MRIを撮ったら切れていて。また走れない期間があるのは、すごく悲しかったです」

 2度目の手術とリハビリを経て、昨年9月の全日本実業団対抗選手権で復帰。社会人2年目を迎える今季は3月から試合を重ね、9レース目になる。過去の走りを手放し、1から作り直している最中だ。

 かつては、国内トップクラスで走っていたが、今は自分より前を走る選手も多い。過去と比較し、抱える葛藤もある。

「皆さんからは『頑張ってるね』というお声をいただけるんですけど、過去の成績のことも考えてしまう部分もあって。私の中では『手術をしたから』という考えはしないようにしていて、みんなと同じラインで考えている。単純にまだレベルが低いなと思います」

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
funroots
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集