[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

野球界にとどまらない長嶋茂雄さんの功績 “野球なき時代”から五輪に情熱、知られざる「日本トライアスロンの父」の顔

「スポーツは本当に楽しい。オリンピックって、いいものですよね」

 訃報を受けて、JOC会長の山下泰裕氏、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏、前スポーツ庁長官の鈴木大地氏らも「ミスター」を悼んだ。野球界だけではなく、スポーツ界にも悲しみが広がるのは、長嶋さんがスポーツそのものを愛していたからだ。

【注目】スポーツブラは「つけないとダメ」 胸のゆれ軽減、女子トップ選手がCW-X激推しのワケ(W-ANS ACADEMYへ)

 トライアスロン黎明期、これから競技を引っ張っていく若手に対して、長嶋さんはよく話をしていたという。JOCのエグゼクティブアドバイザーをしていた時も同じだ。当時の選手たちは競技団体のトップとなり、指導者として次代の選手たちを育てている。「燃える男」の熱い思いは確実に次へと伝わっていく。

「スポーツは本当に楽しい。オリンピックって、いいものですよね。こういう話なら、いくらでもしますよ」。2度目の東京五輪に向けたインタビューの最後の言葉。野球界だけではなく、スポーツ界でも、いや広く日本中に「長嶋魂」は生き続ける。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

1 2 3

荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集