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全仏OPで物議 蹴ったボールが審判直撃も注意のみ…判定に相手選手は呆れ「笑えるね」

テニスの全仏オープン(OP)は現地3日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が、同16位のフランシス・ティアフォー(米国)に3-1(6-2、4-6、7-5、6-2)で勝利し、4強に駒を進めた。試合中には、ムゼッティが蹴ったボールが審判に当たるアクシデントが発生。複数の大手海外メディアが取り上げるなど物議を醸している。

ロレンツォ・ムゼッティ【写真:Getty Images】
ロレンツォ・ムゼッティ【写真:Getty Images】

ロレンツォ・ムゼッティの振る舞いが議論の的に

 テニスの全仏オープン(OP)は現地3日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が、同16位のフランシス・ティアフォー(米国)に3-1(6-2、4-6、7-5、6-2)で勝利し、4強に駒を進めた。試合中には、ムゼッティが蹴ったボールが審判に当たるアクシデントが発生。複数の大手海外メディアが取り上げるなど物議を醸している。

 問題のシーンは第2セット。ムゼッティは、自身のサーブでボールパーソンからボールを受け取る際に、足元で跳ねていたボールを蹴った。それが線審の胸あたりに直撃。当たった線審は何事もなかったかのように動かなかったが、ムゼッティは謝罪するような仕草を見せていた。ムゼッティはこの場面で注意を受け、試合は続行された。

 英紙「ガーディアン」は「ムゼッティがラインジャッジへ向かってボールを蹴ったにもかかわらず処罰を免れたことに、ティアフォーは困惑」との見出しでこの一件を特集。試合後、ティアフォーは「(ボールを蹴って線審に当てたにもかかわらず)何も起きなかった。笑えるね。でも仕方がない。話せることはないよ。明らかに一貫性がないけど、それが現実だ」とコメントしたことを伝えた。

 記事では、ティアフォーの「一貫性がない」という判定への不満に注目。一例として、2年前の全仏OP女子ダブルスで加藤未唯が意図せずボールをボールパーソンに当ててしまい、失格になったことを挙げた。ムゼッティは試合後「不運な偶然だった」「誰も傷つけたくなかったから、正直少し怖かったよ。だからすぐに謝罪した」と明かしていた。

 この一件は、米紙「ニューヨーク・タイムズ」や英紙「インディペンデント」なども続々と報道している。ムゼッティは同6日、準決勝で同2位のカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

(THE ANSWER編集部)

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