セ・パ交流戦・オリックス―広島

　3日に行われたプロ野球セ・パ交流戦のオリックス―広島の試合前にあった、粋な演出に反響が寄せられている。始球式には大阪府出身の力士、宇良関が登場。ともに大役を務めた意外な人物に、ネット上では「まさか球場で仕事するとは…」「結構、味があってイイかも」との声が漏れた。

　日本相 撲協会とのコラボ企画として実施された始球式。はかま姿の宇良とともに京セラドーム大阪に登場したのは呼出の重夫。マウンド横に立つと、拍子木を鳴らして「ピッチャ～、う～らう～ら」と呼び上げ。スタンドからは拍手が湧き起こり、続けて打者役の来田涼斗、捕手役の元謙太も“相 撲仕様”で紹介された。

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルでその様子が公開。ネット上では「まさか野球場で仕事するとは思ってもいなかったでしょうね」「結構、味があってイイかも」「呼出し重夫さん、良い声過ぎる」「ピッチャー宇良、は新鮮な呼び上げで良かったです！」「呼出さんまでいるとは思わんかった」と、その美声が話題を呼んでいた。

　始球式を務めた宇良の投球は、左打席に入った来田の背後を通るワンバウンドの大暴投。思わず苦笑いを浮かべつつも、大役を務め上げていた。なお、試合は広島が5-2でオリックスを下し、交流戦の初戦で白星スタートを切った。