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日本にスターが大挙する理由は「カネ?」 年俸9桁(億)も不思議じゃないラグビー界のマネー事情

今後のリーグワンが抱える大きな課題、過剰なマネーゲームに懸念も…

 今季は世代交代期を迎えつつあるニュージーランド代表勢がサバティカル制度の適用も含めて大挙来日してきた。加えて、W杯でも活躍したウェールズ代表のFBリアム・ウィリアムス(船橋)のように、ヨーロッパのクラブからも日本の門戸を叩き始めた。この先はフランス、イングランドなど比較的高い報酬を受けているといわれてきたリーグからの挑戦も増える可能性もある。

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 ファンにとっては毎シーズンの“新人”が楽しみではあるが、その一方で過剰なマネーゲームがチーム運営や母体企業からの支援にネガティブな影響を及ばさないか、リーグワンでプレーする日本選手の門戸を狭めないかなどの懸念材料も少なくはない。リーグワン前身のトップリーグで有名無実化したサラリーキャップなど、マネーゲームに何らかの制約を加える具体的で実効性のあるルールをリーグ、協会が真剣に検証、検討する時期でもある。

 リーグワンは“昔の名前”だけではプレー出来ないレベルになりつつある。その舞台で世界のレジェンド選手がみせる最高峰のプレーを堪能しながら、リーグの成長性を踏まえた整備を進めることが大きな課題になる。

(終わり)

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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