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北島康介が語る“運命の出会い”「あの時の少年が世界と戦うのを見るのは感慨深い」

瀬戸大也は、男子400メートル個人メドレーで萩野やカリシュらと激突する【写真:Getty Images】
瀬戸大也は、男子400メートル個人メドレーで萩野やカリシュらと激突する【写真:Getty Images】

女子の期待は同じ平井コーチに師事する青木玲緒樹

 北島さんは“3強”の対決を楽しみにしつつも、新たな力が台頭する可能性にも触れた。またそういう点もパンパシの醍醐味でもあるという。

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 一方で女子では自身も師事した平井伯昌コーチの指導を受ける平泳ぎの青木玲緒樹(れおな・ミキハウス)に飛躍の期待をかけた。北島さんは中学2年から、青木も小さいころから平井コーチのもとで指導を受けるなど、共通する部分もある、いわば“妹弟子”のような存在だ。

「彼女はメインにならなければいけない存在。女子の平泳ぎを引っ張っていく選手として、玲緒樹はこの1、2年でだいぶ自信をつけてきたので、パンパシはさらなる飛躍のいいきっかけになるんじゃないかと思います。平井コーチも、きっとすごい手に力が入るのではないでしょうか」

 競泳日本代表のヘッドコーチを務める平井氏。特に青木への指導は熱を帯びる場面もあるというが、北島さんは「それは平井先生のメダルを取らせたいという気持ちが大きいから厳しい指導、厳しい練習を課しているんだと思う」と分析している。

 北島さんが現役時代には、平井門下生の一員として高地でのトレーニング合宿も共にするなど、一緒に汗を流した時期もあった。「そんなに覚えていないですよ」と苦笑いしつつも、当時を振り返りエールを送った。

「平井先生に怒られて、よく泣きながら練習していました。そこまで知っていると、応援にもさらに気持ちが入ります。代表になって日本一になったりするのを見ると、すごいなと思うと同時に、本当に平井先生はすごいなと改めて思います」

 北島さん自身も世界への飛躍のきっかけをつかむことができたパンパシ水泳。23歳の青木を筆頭に、この大会で自信をつかめば2年後へと繋がっていくことは間違いない。新星の出現にも、期待を寄せていた。

 選手たちの泳ぎはもちろん、競泳界を盛り上げる北島さんが「アスリートホスト」を務めるパンパシ水泳。2018年夏の見逃せないイベントになりそうだ。

(終わり)

(THE ANSWER編集部)

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