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【パンパシ水泳】萩野公介が明かす“最強のライバル”の想い「大也と『頑張ったね、俺ら』って」―

今日9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。いよいよ開幕当日を迎え、最終回に登場したのは男子個人メドレーの萩野公介(ブリヂストン)。日本の主将を託されたリオデジャネイロ五輪金メダリストは屈辱の故障から完全復活を目指し、“全種目V”をもくろんだ。

パンパシ水泳で主将を務める男子個人メドレーの萩野公介【写真提供:テレビ朝日】
パンパシ水泳で主将を務める男子個人メドレーの萩野公介【写真提供:テレビ朝日】

「きょう開幕!パンパシ水泳カウントダウン連載」―日本の主将が目指す“全種目V”

 今日9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。いよいよ開幕当日を迎え、最終回に登場したのは男子個人メドレーの萩野公介(ブリヂストン)。日本の主将を託されたリオデジャネイロ五輪金メダリストは屈辱の故障から完全復活を目指し、“全種目V”をもくろんだ。

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 日本のエースの真価が問われる夏がやってきた。初めて国別対抗の形式が導入され、行われるパンパシ水泳。主将を務める萩野は「チームJAPAN」として、並々ならぬ決意を燃やしている。

「競泳はどうしてもアメリカが強く、オーストラリアも強い。でも、日本も負けていられない。オリンピックは金メダルの個数で順位化されるけど、パンパシは点数。見て分かりやすい。点数では1位の選手が1人いても、2位、3位が同じ国に2人いたら点数が高くなる。本当にチーム力が問われる。『日本の競泳は強いんだぞ』って、日本のお客さんにアピールして見せたいと思います」

 春。萩野にとって、激動の6日間を過ごした。4月の日本選手権。驚きの展開となった。初日の400メートル自由形で2位に入り、派遣標準記録も切れず。今年に入っての練習で泳ぎは良くなっていると感じながら、結果はついてこなかった。2日目の200メートル自由形は棄権を決断。個人メドレーに専念して立て直し、200メートルと400メートルで代表切符をなんとか掴んだ。

「6日間だったけど、凄く長かったように感じます。自由形の泳ぎが良くなってきたので自分自身でもどれくらいのタイムが出るのかと思いながら泳いでいたけど、実際レースで泳いでみたら、そんなに簡単じゃなくて。予選も良く、泳ぎ自体は悪くなかったけど、自分でもしかしたらいいタイムが出るんじゃないかと思っていたので、ちょっと残念というか、そういう気持ちですね」

 ただ、一方で掴んだ手応えもあった。

「こういう大会は僕自身、初めて。大丈夫かと戸惑う部分はあったけど、立て直すことができた。個人メドレーは2種目とも集中して泳げたので非常に大きい意義を持つ大会だったと思います。凄く自信になったし、何が嬉しかったかって去年は1年間、4個メを良い泳ぎができなかったこともあるけど、ちゃんと練習すれば4個メも泳げると安心感も生まれたのは大きかったと思います」

 今大会。とりわけ注目を集めるのが、400メートル個人メドレーだ。最強のライバル・瀬戸大也(ANA)、チェイス・カリシュ(米国)との三つ巴の展開。事実上の世界一決定戦と言っても過言ではない。想いを聞くと、熱く語った。

「トップレベルの選手と戦えるということは凄くいいチャンス。積極的に挑んでいきたい。彼(カリシュ)もいい具合で来ていると思うけど、僕自身、負けていられない。勝負は2020年と思っているので、それに向けて直接対決することもないから、対決する時は勝ちたいと思います。大也も2020年に向けていろいろと経験しているところだと思うけど、調子が良い時も悪い時も最後は2人で笑って『頑張ったね、俺ら』って言い合いたい。僕もそれに向けて準備を怠らないようにしようと思います」

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