井上尚弥は「Sバンタム級こそベスト」 元世界王者が見た“階級の壁”を超えて得た強さ
フェザー級でも戦えるポテンシャルはある
今後、井上はどこまで階級を上げていくだろうか。フェザー級(57.15キロ以下)でも戦えるポテンシャルは持っているだろう。そうなると、日本人初となる5階級制覇もあり得るかもしれない。
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しかし体格を見れば、次の階級のスーパーバンタム級がベストな階級だ。今年7月頃に井上をジムで見かけたが、下半身の筋肉の成長が著しかった。ライトフライ級時代とは別人のように体が成長していた。元3階級王者の八重樫東トレーナーとのフィジカルトレーニングの成果が出ているようだ。
1つ階級を上げるだけでも凄いことだが、井上の場合は3階級を圧倒的なパフォーマンスで制覇してきた。年齢は来年で30歳を迎える。徐々に体の成長が落ち着いてくるため、減量苦も緩和されるだろう。「2023年は階級を上げてトップ戦線に入っていきたい」と話した井上。ベスト階級となるスーパーバンタム級での、さらなる活躍を期待したい。
(木村 悠 / Yu Kimura)
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