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「ゴツくなった?」と廣瀬俊朗が注目 ラグビー新旧主将対談、リーチマイケルの新境地

チームに今も残る“東芝イズム”

 ブラックアダーHCが落とし込むボールを外まで大きく動かすラグビーに、東芝時代から強みの接点での激しさを取り戻しつつあることで覚醒の時を迎えようとしているBL東京。レジェンドの2人は、グラウンド内での進化と同時に、このチームに欠かせないピッチ外の伝統を力説する。

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リーチ 「(自分も)かなりいい経験をしてきたと思います。強い時、弱くなった時とか、日本代表もそうだし。今やっと股関節も治って、体力も戻って、足も踏ん張れるようになった。いい感じですね。最高に楽しいです」

廣瀬 「そんな状態なら、楽しみ」

リーチ 「これで飲み会があれば、もっと楽しいです」

廣瀬 「東芝イズム、残ってるね!」

リーチ 「大事ですね。いまの若いメンバーに、東芝の伝説のFW会に連れていってあげたい」

廣瀬 「それが結束になる」

リーチ 「コミュニケーションを取る機会ですからね。ベテランと若手が、いい感じでミックスしてね。東芝には、いろいろなキャラクターの選手がいますから」

 熱く、激しいラグビーを楽しみ、ゲームが終われば楽しく杯を傾ける。今やラグビーでも飲酒を控える選手が多い時代だが、府中の狼たちは、楕円球と酒をこよなく愛し続ける。もちろん、現在はコロナ禍により“燃料補給”が難しい時間が続いているが、ダービーマッチで酒造メーカーの宿敵を“飲み干す”ことは、誰にも咎められない。

■廣瀬 俊朗 / Toshiaki Hirose

 1981年10月17日生まれ。大阪府出身。5歳からラグビーを始め、北野高(大阪)、慶大を経て、東芝入り。2007年日本代表初選出。主将も務め、キャップ数28。16年に現役引退後、ビジネス・ブレークスルー大学大学院で経営管理修士(MBA)取得。現在は株式会社HiRAKU代表取締役として、ラグビーにとどまらずスポーツの普及、教育、食、健康に重点を置いた様々なプロジェクトに取り組む。

■リーチ マイケル / Michael Leitch

 1988年10月7日、ニュージーランド生まれ。15歳で留学生として来日し、札幌山の手高に入学。東海大を経て、トップリーグの東芝ブレイブルーパス(現・東芝ブレイブルーパス東京)入り。日本代表としてラグビーW杯に11年大会から3大会連続出場。15、19年大会は主将を務め、19年大会は史上初の8強進出に貢献した。2013年に日本国籍を取得。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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